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岸田首相は自民党総裁再選に内心ビクビク?「落選危機議員」支持取り付け画策の姑息

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 15時32分

岸田首相は自民党総裁再選に内心ビクビク?「落選危機議員」支持取り付け画策の姑息

策を巡らせている(C)日刊ゲンダイ

 9月末の自民党総裁選での再選に向け、ヤル気満々だとされる岸田首相だが、不安があるようだ。

 先週26日の総務会で総裁選の選挙管理委員会のメンバー11人が決定。総裁公選規程によると、選管は総裁が指名した党所属国会議員で構成され、中立性の観点からメンバーは総裁選候補の推薦人にはなれない。今回は無派閥が5人で安倍派3人、麻生、茂木、二階各派から1人ずつが選ばれた。一方、岸田派から誰一人起用されなかったことが、物議を醸している。

「岸田派から選管メンバーに入れれば、総理はその分だけ推薦人を確保できなくなります。自派からの起用を避けたのは、推薦人確保に不安があるからではないか、と臆測を呼んでいる。今回は候補者が乱立して推薦人を集めづらくなる恐れがあるため、事前に手を打ったのではとみられているのです」(官邸事情通)

■「解散後ろ倒し」を条件に…

 さらに、岸田首相は議員票を獲得するための奇策も検討しているそうだ。総裁再選後、「来年10月末の衆院議員任期満了ギリギリまで解散しない」と約束することで、次期衆院選で落選危機にある議員の支持を取り付ける戦略である。

「普通は、世間の注目が集まる総裁選直後に解散総選挙に打って出るのがセオリーです。しかし、裏金づくりに手を染めていた安倍派議員は少しでもほとぼりが冷めるまでの期間が欲しい。衆院選を後ろ倒しにして時間を置いてもらいたいのが本音で『しばらくは解散しない』という総理の提案は願ってもない好条件。総理としては、そうした心理を逆手にとって、議員の支持を取り付けようと画策しているわけです」(永田町関係者)

 実際、策略が効いたのか「岸田支援」を打ち出している安倍派議員がいるという。

「党内から岸田さんの退陣論が続出する中、ある安倍派議員が地元の会合で『今回の総裁選は岸田さんを支持する』と明言し、支援者は困惑。その議員は衆院選で毎回苦戦しているため、地元で『解散後ろ倒しを条件に総理と握ったのでは』と噂されています」(同前)

 岸田首相としては、そこまでしないと再選は厳しいわけか。今後、裏金議員がこぞって岸田支援に流れるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事『【もっと読む】語るに落ちる岸田首相の最側近…講演で堂々と語っていた自民党のインチキ経済政策』では、1年前に官邸を去ったはずが、以前にも増して黒光りする岸田首相最側近・木原氏の発言をもとに“自民党のインチキ政策”について詳報している。

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