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なぜドイツばかり? バスケ、バレー、ホッケー、ハンド…パリ五輪で日本に立ちはだかる「ベルリンの壁」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 23時40分

なぜドイツばかり? バスケ、バレー、ホッケー、ハンド…パリ五輪で日本に立ちはだかる「ベルリンの壁」

男子バレーも1L初戦でドイツの壁に阻まれた(C)共同通信社

 こんな組み合わせにしたのはどこのどいつだ?

 パリ五輪の団体競技がなぜかドイツとばかり対戦。すべて敗れるという珍事が起きている。

 27日のバスケット男子、バレーボール男子は、ともに1次リーグ初戦でドイツと対戦。ともに完敗した。

 バスケのドイツは世界ランク3位で、ワールドカップを制した優勝候補。同26位の日本が77対97の20点差で敗れたのは、下馬評通りだが、バレーボールのドイツは世界ランク11位で、同2位の日本からすれば格下の相手。日本は歴代最強との呼び声が高いにもかかわらず、フルセットの末、2-3で敗れ、ガッカリしたファンも多かったに違いない。

 さらに、28日にホッケー女子(世界ランク10位)が予選リーグ初戦でドイツ(同1位)に0-2で敗れ、昨29日はハンドボール男子の「彗星ジャパン」が、優勝候補のドイツに26-37と完敗である。

 組み合わせの妙というしかないが、組み分けに大きく影響する一つが世界ランキングだ。

 バレーボールを例にとってみよう。1次リーグは、4チームずつ3組に分かれて行われる。まず、ランキングによって出場国が4つのポットの分かれる。第1ポットが開催国のフランス、世界ランク1位のポーランド、2位の日本が入り、第2ポットはランキング3~5位、第3ポットは6~8位、第4ポットは9~11位。

 まず、A組に開催国のフランス、B組に1位のポーランド、C組に日本が入り、各組の残り3チームは、第2~4ポットから1チームずつが抽選によってチョイスされる。

 結果、日本のC組に、アメリカ(同5位)、アルゼンチン(同8位)、ドイツ(同11位)が入ったわけだ。

 ドイツは第4ポットの3チームの1つ。3分の1の確率が見事にハマった形だ。

 競技ごとに参加国の数が違うとはいえ、世界最大のスポーツ大会で同じ国と何度も対戦するのは、しっくりこない、というのがSNSなどでのファンの反応。そのうえ、競技力の差をまざまざと見せつけられているのだから、なおさらだ。

 これで打ち止めかと思いきや、ドイツとの戦いはまだ控えている。8月1日のバスケット女子だ。

 世界ランクは日本9位でドイツが19位。なんとか一矢報いてもらいたいものだが。

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