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NHKのパリ五輪テーマ曲が「耳に残らない」のはナゼ…YOASOBI「舞台に立って」は“おしゃれ”すぎる?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月30日 9時26分

NHKのパリ五輪テーマ曲が「耳に残らない」のはナゼ…YOASOBI「舞台に立って」は“おしゃれ”すぎる?

選ばれること自体に違和感はないが…(C)日刊ゲンダイ

 パリ五輪の柔道、阿部一二三(26)&詩(24)の“きょうだい愛”に《もらい泣きした》《心に残る》なんていうファンも多かったようだが、その一方で、今回のNHK五輪テーマ曲は《あんまり耳に残らない》なんて声も少なくない。

 YOASOBIの「舞台に立って」。

 今さらだが、コンポーザーのAyase(30)と、ボーカルのikura(23)の2人からなる音楽ユニットで、昨年から配信を開始したテレビアニメ「推しの子」のオープニングテーマ曲「アイドル」は世界的に大ヒット。今年4月に開かれた日米首脳会談で、2人がホワイトハウスの公式晩餐会に招待されたことも記憶に新しい。

「YOASOBIは、紅白歌合戦をはじめNHKの音楽番組にも出演していますし、彼らの楽曲がNHKのテーマ曲に選ばれること自体に違和感はないんですけど……」と、ある音楽誌編集者がこう続ける。

「1996年アトランタ五輪で流れた大黒摩季さんの『熱くなれ』とか、2004年アテネ五輪のゆず『栄光の架橋』などで胸を熱くしたような中高年世代にとっては、YOASOBIの楽曲は“おしゃれ”すぎて逆に引っかかりがない、心に響かないのかもしれませんね」

 ネット上には《(20年東京五輪の)嵐の「カイト」あたりからテーマ曲と五輪が結びつかなくなった》なんて指摘も。

■「千鳥の鬼レンチャン」人気が象徴する「一般人は歌えなくてよい曲」の流行

 ある在京キー局のプロデューサーは「『カイト』のようなゆったりした曲調では盛り上がりにくいというのもあるでしょうが、フジテレビの『千鳥の鬼レンチャン』というバラエティー番組が人気になっていることと無関係とは思えないんですよね」と話す。

 歌うま自慢の芸能人などがカラオケで、さまざまな名曲、難曲のサビの部分を1音も外さずに歌って“10連チャン”できるかを競う番組だ。

「今の若い世代にとってシンプルで歌いやすい曲が、イコール名曲というわけじゃありません。ハイトーンでアップダウンも激しく、転調が繰り返されて歌いにくい曲を歌いこなせる人に、仲間内のカラオケでも拍手が送られたりする。実際、今どきのヒット曲は簡単に口ずさめないでしょ? 中高年の耳に残らないのも当然と言えば当然でしょうね」(前出の在京キー局プロデューサー)

 確かに16年リオ五輪の安室奈美恵「Hero」のサビはギリ歌えても、嵐の「カイト」になると……。

「YOASOBIのデビュー曲になる『夜に駆ける』は昨年9月、日本初となるストリーミング10億回再生を突破して話題になりましたが、カラオケとかで歌うには、かなり勇気がいる高難度の曲です。『鬼レンチャン』でも相当な歌うま芸能人しかチャレンジしない。中高年になると“聞く専門”のそういう楽曲より、ぶっちゃけシンプルで、ちょっとダサいぐらいの曲の方が覚えていたりするものですしね」(前出の音楽誌編集者)

 歌えてこそという中高年が馴染めないのも無理はないか。

  ◇  ◇  ◇

 パリ五輪柔道女子52キロ級が行われた28日、圧倒的優勝候補に挙げられた阿部詩が2回戦でまさかの敗退。畳を降りるとコーチにしがみつき、会場中に響き渡る声で泣き叫ぶ姿を、スポーツ各紙がセンセーショナルに伝えたが、スポーツライターの津田俊樹氏が首を傾げるのはなぜか?

 ●関連記事【もっと読む】スポーツを歪める阿部詩の大号泣とメディアのお涙頂戴報道…「非常に残念な振る舞い」と識者バッサリ…は必読だ。

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