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TBS“家事ドラマ”はなぜ好評? 暗いフジ月9から「西園寺さん」に救いを求める視聴者も

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月30日 9時26分

TBS“家事ドラマ”はなぜ好評? 暗いフジ月9から「西園寺さん」に救いを求める視聴者も

松本若菜(C)日刊ゲンダイ

 TBS系ドラマ「西園寺さんは家事をしない」が健闘している。主演はデビューから17年で、ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演となる松本若菜(40)。アプリ制作会社で働く家事嫌いの38歳の西園寺一妃を演じている。相手役として、西園寺さんの同僚で年下のシングルファーザー・楠見俊直を演じるのはSixTONES・松村北斗(29)。

 放送前は、大ヒットドラマ「silent」の制作陣が再集結し、SnowMan・目黒蓮(27)の月9ドラマ初主演作「海のはじまり」(フジテレビ系)に注目と期待が集中していた。しかし、多くのスポンサーが好む傾向があるコア視聴率(13~49歳に絞った個人視聴率)では、15日放送の「海のはじまり」第3話の2.4%に対し、16日放送の「西園寺さんは家事をしない」の第2話が2.6%と上回った。

■松本若菜のヘアスタイルや衣装もF1層の楽しみの一つに

 TBS火曜22時の枠は、2016年放送の「逃げるは恥だが役に立つ」や20年放送の「私の家政夫ナギサさん」など、女性の自立や仕事などをテーマにしたラブコメを輩出してきた枠でもある。9日放送の「西園寺さん」第1話と8日放送の「海のはじまり」の平均視聴率を比べても、世帯や個人では「海の~」に軍配が上がったが、20~34歳の女性のF1層に絞ると「西園寺さん」がまさった。これまで月9が担ってきた明るいラブコメのニーズに、今期は「西園寺さん」が応えているということようだ。

 またトレンドに敏感なF1層に刺さる要素も、「西園寺さん」には多いという。

「西園寺さんを演じる松本若菜さんのヘアスタイルや衣装、バッグやアクセサリーなども毎回オシャレで、そこも視聴者の楽しみの一つとなっているようです。また家事ができないことに対して、西園寺さんは卑屈でもなく、『残念なおひとり様感』に伴う不快感もありません。楠見の娘のルカちゃんも子どもらしく描かれており、視聴者への押し付けがましさもない。安心して見れる要素が多いというのが評価の要因ではないでしょうか」(ドラマ制作会社関係者)

 TBS“火22”で大ヒットした「逃げ恥」「わたナギ」「西園寺さん」など、家事がテーマとなった作品に共通するのは「何のために家事をし、誰とどのような自分で生きるのか?」という普遍的な問いかけを明るく提供してくれるという点だろう。

 第3話では、楠見と亡くなった妻の母である義母とのすれ違いが描かれたが、気まずい空気でも明るくマラカスを振り、二人の仲を取り持とうとする西園寺さんのひた向きな姿が描かれていた。

 苦しい展開が続く「海のはじまり」に視聴者は疲れてきたのか、SNSでは《月9に西園寺さんを召喚しよう》と、西園寺さんに救いを求める声まで出ている。

 放送前はさほど期待値の高くなかった「西園寺さん」は最終的にどこまで伸びるか。

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。

  ◇  ◇  ◇

「西園寺さんは家事をしない」では、「他のドラマでも見たことがあるような……」と視聴者から指摘される点が多いが、その一方で好評を博している。

●関連記事【もっと読む】松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方…では、その詳細に触れている。

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