パリ五輪柔道は疑問ジャッジ続出 フランス贔屓に泣くニッポン…金メダルは角田と阿部の2つのみ?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月30日 8時15分
疑惑の判定で反則負けを喫した橋本壮市(C)共同通信社
【パリ五輪】柔道男子73キロ級/女子57キロ級
29日に行われた柔道男子73キロ級で橋本壮市が準々決勝でフランスのジョアン・ギャバに指導3つで反則負けしたが、延長戦に入って消極的なのは相手選手の方で疑問が残るジャッジだった。
27日には男子60キロ級準々決勝で永山竜樹がスペインのガルリゴスの絞め技を受けている時に主審が「待て」と言ったにもかかわらず、相手選手は攻撃をやめずに失神。一本を取られた。この判断に日本国内では批判が殺到。全日本柔道連盟が国際柔道連盟に抗議書を提出したばかりだ。
今大会の柔道は、フランス贔屓や日本イジメがネットでも話題になっているが、そんなことは昔からだし、日本の関係者もわかっていること。88年ソウル五輪では日本選手の胴着に対し、無意味なクレームがついて着替えさせられたり、韓国選手に有利な判定に泣いた。日本の金メダル1個は五輪で初めてのことだった。
その頃から「日本は一本を取らなければ勝てない」といわれるようになったが、今の時代、ライバル国の選手は技術が向上し、日本選手の研究も進み、昔以上に一本を取るのが難しくなった。
嘉納治五郎を創始者とする柔道は日本の国技とも、「お家芸」とも言われており、男子は1964年の東京大会、女子は1992年バルセロナから五輪の正式種目となった。3年前の東京大会まで獲得した金メダルは48個。2位のフランスの16個を大きく引き離している。
しかし今やフランスは柔道人口50万人以上。約12万人の日本の4倍以上の柔道大国だ。
パリは完全アウェーで相手は強敵。しかも審判まで“フランス寄り”なら、日本の金メダルは女子48キロ級の角田夏実と男子66キロ級の阿部一二三の2人で終わっても不思議ではない。
ちなみに、冒頭の橋本と女子57キロ級の舟久保遥香は3位決定戦に勝ち銅メダルを獲得した。
◇ ◇ ◇
「疑惑の判定」は続出したものの、大本命と見られていた阿部詩はなぜ、2回戦で散ったのか。長らく柔道を取材するスポーツライターの木村秀和氏はコンディション不良を否定し、その「意外な理由」を解説する。あの瞬間、いったい何が起きていたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、その「意外な理由」について詳しく報じている。
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