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「家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました」(立川晴の輔 大いに語る)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月31日 9時26分

「家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました」(立川晴の輔 大いに語る)

立川晴の輔(C)日刊ゲンダイ

【立川晴の輔 大いに語る】#2

 昨年秋、「笑点」の大喜利メンバー入りが決まってから8カ月間、晴の輔は沈黙を通した。

「おしゃべりの落語家ですから、誰かにしゃべりたい。でも口止めされてるので、家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、言われたその日に、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました。大師匠が初代司会者の『笑点』に、孫弟子の僕がレギュラー出演することになりましたと。『おまえがか?』と驚くか、『孫弟子がなあ』と感慨深げに言ってくれるか、なんて想像しました。後になって、木久扇師匠から、『僕は談志さんに引っ張られてレギュラーになったんだよ』とお聞きして、その師匠の後釜になるのは因縁なんだなあと思いました」

 今年の4月になって、ようやく師匠と家族に知らせることができた。

「師匠に電話をしましたら、いつもは低いトーンなのが、報告したとたん、『おー』っと高い声が。これまでに聞いたことのない高いトーンでした(笑)。『そうか。それは凄いことだ』と大変喜んでくれました。嫁に言ったら、『あ、そう。でもあたしは仕事やめないからね』とテンションが低い(笑)。コロナ禍の間、家計を助けるために働き出して、パートタイマーから正社員に出世したので、頭が上がりません」

報告したとたん、『おー』っと高い声が

 晴の輔は1972年、神戸市生まれ。神奈川県藤沢市で育ち、高校時代は岡山県津山市に住んでいた。

「父親が転勤族なのでそうなりました。大学受験に失敗して浪人中、入試が小論文だけで受験可能な大学を探したら、3校あって、中のひとつが東京農業大学でした。そこを受験して合格したんです」

 入学後は落語研究会に入部する。そのわけは?

「落語が好きというわけでなく、楽しい学生生活を送るには、楽しいヤツが集まる部活がいいと選んだのですが、クセのある人ばかりでした(笑)。付き合ってるうちに良さがわかって親しくなり、卒業後も現在まで交友が続いてます」(つづく)

(聞き手・吉川潮)

▽立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ) 落語立川流・立川志の輔一門。1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ。岡山県作陽高校、東京農業大学農学部卒。97年、立川志の輔に入門。志の吉を拝名。2003年、二つ目に昇進。08年、東西若手落語家コンペティション・グランドチャンピオン。13年、真打ちに昇進。志の吉から晴の輔へ改名。

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