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第四北越FG×四国銀行 中小・零細企業を支援する地方銀行を比較【ライバル企業の生涯給与】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月31日 9時26分

第四北越FG×四国銀行 中小・零細企業を支援する地方銀行を比較【ライバル企業の生涯給与】

「第四北越FG」と「四国銀行」/(C)日刊ゲンダイ

【ライバル企業の生涯給与】

 新型コロナの感染者数が増加傾向にあるようです。2020年以降のコロナ禍は中小・零細企業の経営を直撃。いわゆる「ゼロゼロ融資」(実質無利子・無担保)が実施され、危機を乗り切った会社は少なくありません。

 こうした中小を主に支えてきたのが地方銀行でした。ただ、この数年は地銀に再編の嵐が吹き荒れています。近ごろは金利上昇など地銀を取り巻く環境も激変しつつあります。

 今回は「第四北越フィナンシャルグループ」と「四国銀行」の社員待遇を比較してみます。

 第四北越FGは、1873(明治6)年に創立された「第四国立銀行」(1917年に第四銀行)と、1878(明治11)年創業の「第六十九国立銀行」(1948年に北越銀行)が一緒になって誕生。2018年に第四北越FGとしてスタートし、21年に両銀行が合併して「第四北越銀行」となりました。農業や製造業との連携が強く、地域経済の発展に貢献しています。

 四国銀行は、高知県を中心に四国全県での展開です。1878(明治11)年に「第三十七国立銀行」(1923年に四国銀行)として創業。四国内の店舗数は高知県63、徳島県23、香川県7、愛媛県6となっています。観光業や農水産業の振興に注力し、地域経済の発展を支援しています。

 業績はどうでしょうか。

 2024年3月期(連結)で比較してみます。経常収益(売上高)は第四北越FGが1821億円、四国銀行が525億円。経常利益は309億円と93億円、純利益は212億円と73億円です。

 有価証券報告書によると、社員の平均年収は第四北越FGが1197万1000円、四国銀行が654万8000円。役員報酬は1人あたり平均で820万円と1490万円となっています。

 年代別の推定年収は、30歳時は第四北越FGが712万円、四国銀行が512万円。40歳時は956万円と688万円、50歳時は1084万円と780万円です。

 生涯給与はこうなります。

▼第四北越FG…3億1100万円
▼四国銀行…2億2400万円

 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)は第四北越FG6545万円、四国銀行3331万円です。85歳時は5228万円と2852万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。

(データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)

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