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柔道男子81kg級V2!永瀬貴規は公私で地味でも最強のいぶし銀 レジェンド大野将平も大絶賛

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月31日 11時47分

柔道男子81kg級V2!永瀬貴規は公私で地味でも最強のいぶし銀 レジェンド大野将平も大絶賛

表彰式でガッツポーズの永瀬貴規(C)共同通信社

【パリ五輪】男子柔道81キロ級

 派手さはないが、強かった。

 日本時間31日未明、81キロ級の永瀬貴規(30)が五輪2連覇を達成。決勝で世界選手権3連覇のタト・グリガラシビリ(ジョージア)を寄せ付けず、開始2分48秒、谷落としで一本勝ち。世界で選手層が厚い81キロ級の五輪連覇は史上初の快挙だ。

 得意技は、派手な投げ技ではなく足技。決勝直後のインタビューでも「まだ信じ切れないですけど、自分なんかが連覇できると思っていなかった」と謙虚な姿勢を崩さず、表彰式でも控えめに両手を上げて観衆の声援に応えた。表彰台の記念撮影では銅メダルの韓国人選手よりも後ろの位置で金メダルを掲げた。

 銅メダルを獲得した2016年リオ大会後に右膝の靱帯を断裂。苦しいリハビリを経て、21年東京大会で頂点に立った。今大会までの3年間、勝てない時期もあったが、「ここ(パリ)で勝つことだけを目標に、自分を信じてやった」と笑顔を見せた。

 そんな「いぶし銀」に賛辞を惜しまなかったのは、この日、テレビ解説を務めたリオ、東京大会金メダリストの大野将平だ。所属先である旭化成の先輩でもある孤高の柔道家は、「『永瀬最強説』を証明してくれた。組み手や投げ技など何をとっても最強。練習を一緒にやると、やめないので本当に嫌だった。寡黙な努力家です」と我がことのように喜んだ。

 大会前、同じく五輪連覇を狙う男子100キロ級のウルフアロンのYouTubeチャンネルに出演。「今まで買った一番高いものは?」との質問に、「俺、物欲ないから。なんか東京オリンピック勝って、高い買い物したっていうのもなくて。車かな。RX(レクサス)。でも、次の車を欲しいっていう欲もない」とケロリ。好きな食べ物に関しても「炭水化物。お米とか麺、ラーメン」と答えると、ウルフに「好きな食べ物を栄養表示の方で言われたの、初めてです(笑)」と、ツッコまれていた。

 永瀬の頭の中身の大部分は、柔道が占めているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 記事本文中にも登場する大野将平は天理大時代、下級生を殴って鼓膜を破るなど大ケガを負わせた過去がある。当時、日刊ゲンダイが事件について直撃すると、「この世界は結局、勝てば文句を言われないんですよ」と、ふんぞり返っていた。いったい、大野はどのように自身の過ちを捉えていたのか。

●関連記事【大事件を知る】…では、当時の直撃インタビュー紙面を読むことができる。

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