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菊池雄星は大谷より先に「世界一」を掴みそう 今季黒星先行も新天地で迎える後半戦に期待大

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月31日 11時47分

菊池雄星は大谷より先に「世界一」を掴みそう 今季黒星先行も新天地で迎える後半戦に期待大

菊池雄星(C)ロイター/USA TODAY Sports

 過去5年、メジャーで最も好成績を残しているチームは、大谷翔平(30)のいるドジャースでもなければ、ヤンキースでもない。ア・リーグ西地区のアストロズだ。

 一昨年はワールドシリーズ制覇。あとの4年間は同シリーズ敗退、リーグ優勝決定シリーズ敗退が2回ずつ。最低でもリーグ優勝決定戦まで駒を進めている。11年連続プレーオフ進出中のドジャースは、ここ5年で地区シリーズ敗退が3回あるだけに、プレーオフに限ればアストロズの方が勝率はいい。

 ブルージェイズの菊池雄星(33)がトレードで移籍したのは、そんな強豪球団だ。

 菊池は今季、22試合に先発して4勝9敗、防御率4.75。115回3分の2に投げて130奪三振、30与四球。投球回数を上回る三振を奪い、なおかつ四球は少ない。ア・リーグのスカウトがこう言う。

「今季はブルージェイズの貧打線に足を引っ張られて負けが先行しているものの、投球内容自体は悪くない。アストロズは春先から故障者が続出して先発は壊滅状態です。だからこそ菊池を獲得したのですが、バーランダー(41)やガルシア(27)に復帰のメドが立ってきた。菊池はおそらく先発5番手で起用されるでしょう。ここは打線が活発で援護が期待できるし、菊池はポストシーズンに向けた貴重な戦力になると思いますね」

 日本時間30日現在、アストロズはマリナーズとゲーム差なしの地区首位。シーズン終盤、プレーオフに向けて戦力が整う見込みだけに、大谷より先にチャンピオンリングを手にする可能性もありそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 一方、大谷はシーズン終盤に苛立ちが募ることになりそうだ。深刻な投壊状態だったところに先日、左右の両エースが復帰したとはいえ、この2人は「終盤戦のヤバすぎるデータ」があるからだ。いったいどういうことなのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じでいる。

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