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男子バレーは「歴代1、2位を争うレベル」…絶対に負けられないアルゼンチンと今夜激突【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月31日 17時57分

男子バレーは「歴代1、2位を争うレベル」…絶対に負けられないアルゼンチンと今夜激突【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

エースの石川祐希(C)J MPA

【パリ五輪】男子バレーボール

 6月のバレーボール・ネーションズリーグ(VNL)で男女とも銀メダルを獲得した日本代表。パリ五輪開幕を前に、代表への期待は日増しに高まるばかりだ。

 男子は主要国際大会で1977年W杯以来47年ぶりの2位。世界ランキング2位で臨む今大会では72年ミュンヘン五輪以来52年ぶり2度目の頂点を目指す。

 一方、世界7位の女子は64年東京、76年モントリオールに次ぐ3度目の金メダルを狙う。五輪でアベック表彰台となれば、72年ミュンヘン大会以来の快挙となる。

 自国開催だった前回の東京五輪で男子は準々決勝敗退、女子は1次リーグで姿を消した。長らくバレーボールを取材する柄谷雅紀氏にパリでのメダル獲得の可能性について聞いた。(今回は【男子編】。7月18日発行、日刊ゲンダイ臨時特別号『パリ五輪完全ガイド』に収録)

■男子

 フィリップ・ブラン監督(64=フランス)が21年に就任してから、男子代表は23年VNL(3位)、パリ五輪出場を決めた同年のワールドカップなど、主要国際大会で結果を残してきた。

「今年のVNLでの銀メダル獲得で、世界の『トップ6』にいることを証明しました。コーチ時代も含めブラン監督が8年間にわたって指導した石川、関田、山内ら軸になるメンバーが変わらず、コート内のあうんの呼吸など、チームプレーも進化し、成熟した代表に仕上がりました。近年では最もレベルが高く、歴代の日本代表と比べても1、2位を争うチームだと思います」

 パリ五輪1次リーグでは世界5位の米国、8位アルゼンチン、11位ドイツと同じC組に入った。日本は世界ランクで最上位とはいえ、いずれも侮れる相手ではない。

 初戦のドイツには先のVNL予選ラウンド(福岡)でフルセットの末に競り勝ったが、割り引く必要がある。

「日本戦ではエースでオポジットのグロゼルが故障で欠場しました。ドイツとしては、世界有数のアタッカーであるグロゼルを欠きながら、日本相手にフルセットまで持ち込んだだけに、苦手意識はないはずです。そもそもドイツは昨年の五輪予選でブラジル、イタリアなどの強豪を破って全勝で出場権を得ており、チーム力はある。大砲のようなスパイクを放つグロゼルが1人加わることでチームはがらりと変わるだけに、簡単に勝てる相手ではなく、激戦となるでしょう」(※27日、フルセットのすえ敗戦)

 このドイツとともに確実に白星を稼がなければならないのがアルゼンチン。東京五輪で銅メダルを獲得したが、その後の国際大会は振るわない。

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