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Kōki,ハリウッド初出演作「Touch」アカデミー賞ノミネートの可能性も…工藤静香の夢がまた現実に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月1日 9時26分

Kōki,ハリウッド初出演作「Touch」アカデミー賞ノミネートの可能性も…工藤静香の夢がまた現実に

Kōki,(C)日刊ゲンダイ

 "女優・Kōki,"(21)にとって、記念すべきハリウッド初進出作『Touch』(ユニバーサル・ピクチャーズ)が7月12日に全米で公開された。アイスランドを代表する監督・プロデュサー・俳優のバルタザール・コルマウクル氏がメガホンを取ったアイスランド映画で、Kōki,のキスシーンやベッドシーンもあることで話題になっている。

 Kōki,の2年前のデビュー作『牛首村』(東映)は、低予算ながら約5億6000万円の興行収入を残し、"ジャパニーズ・ホラー"という人気ジャンルの力も借りて、上々の滑り出しをみせたが、『Touch』はテーマが一変、濃厚なラブシーンもある追憶恋愛映画となっている。

 気になる公開初週の興収は約47万ドル(約7400万円)。米国でもこの時期は他にも夏休みの話題作が多く、微妙な数字で終わった。米日で市場規模は全く異なるが、『牛首村』は公開から3日間で約1億2000万円の興収を記録したから、数字的にはやはり少々残念な結果と言えるだろう。

■ハリウッドで巻き起こる日本ブームも追い風に

 日本のメディアも、この結果に"大苦戦"とか"「大コケ」の可能性"と論評し、SNSでは《いつまでも親の敷いたレールの上を歩いているのも…何だかねぇ…》などと辛辣な声が目立つ。しかし現地の映画関係者を取材してみると、日本での評価とは裏腹に、KōKi,を評価する声が多いという。

「米国では『初めてこの作品でKōki,という女優を観たが、とてもチャーミングで英語も上手だね』『日本では大人気の、ロックスターの娘と聞いた。セレブリティのオーラがにじみ出ていて、すぐに虜になった』など、"将来の可能性を望める女優というコメント"が多い印象です」(現地映画関係者)

 筆者が『Touch』の取材を重ねる中で驚いたのは、「来年のアカデミー賞にノミネートの可能性も…」という声が現地から聞こえたことだ。

「今、ハリウッドではちょっとした日本ブームが起きているんです。先日も第76回エミー賞のノミネーションが行われ、真田広之(63)がプロデュースと主演を兼ねた『SHOGUN』が、主要22部門、25ノミネートの快挙を成し遂げました。選考した審査員たちが、日本の歴史や風土にいかに高い関心を持っているかの何よりの証拠と言っていいと思います」(前出の映画関係者)

 『Touch』のテーマが"原爆"であることも追い風になっているようだ。

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