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女子バレー今夜激突のブラジルが「一番やりやすい」理由…日本は3大会ぶり表彰台を狙えるか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月1日 9時26分

女子バレー今夜激突のブラジルが「一番やりやすい」理由…日本は3大会ぶり表彰台を狙えるか

古賀紗理那のサーブ(C)J MPA

【パリ五輪】女子バレーボール

 6月のバレーボール・ネーションズリーグ(VNL)で男女とも銀メダルを獲得した日本代表。パリ五輪開幕を前に、代表への期待は日増しに高まるばかりだ。

 男子は主要国際大会で1977年W杯以来47年ぶりの2位。世界ランキング2位で臨む今大会では72年ミュンヘン五輪以来52年ぶり2度目の頂点を目指す。

 一方、世界7位の女子は64年東京、76年モントリオールに次ぐ3度目の金メダルを狙う。五輪でアベック表彰台となれば、72年ミュンヘン大会以来の快挙となる。

 自国開催だった前回の東京五輪で男子は準々決勝敗退、女子は1次リーグで姿を消した。長らくバレーボールを取材する柄谷雅紀氏にパリでのメダル獲得の可能性について聞いた。(今回は【女子編】。7月18日発行、日刊ゲンダイ臨時特別号『パリ五輪完全ガイド』に収録)

■女子

 東京五輪では決勝トーナメント進出を確実視されながら、1次リーグで敗退。ロンドン五輪で銅メダルに導いた真鍋政義監督のもと、3大会ぶりの表彰台を狙う。

 1次リーグではブラジル(世界2位)、ポーランド(同4位)の優勝候補にケニア(同20位)と同じB組に入った。

「決勝トーナメントに進出するには、世界ランキングで出場国中最下位のケニアにストレート勝ちが絶対条件になる。他の2チームは難敵ですが、日本がやりやすいのはブラジルです。今年のVNL準決勝でフルセットの末に下した日本に勢いがある。VNL1次リーグでは敗れましたが、この2年間はブラジルに負けたとしても、フルセットまでもつれている。長身を生かした高いブロックが武器のポーランドよりもブラジルの方がチャンスはあるでしょう」

 そのポーランドは難敵だ。ステファノ・ラバリーニ監督は、東京五輪で韓国を率いて準々決勝で優勝候補だったトルコを破るなど快進撃を続け、4位に導いた。

■「トップ6」との実力差

「ラバリーニ監督は相手に応じた戦術を立てるのがうまく、大崩れするのは考えにくい。韓国を指揮していただけに、日本を熟知しているはずです。ただ、ポーランドは9位に終わった08年北京五輪を最後に五輪から遠ざかり、出場は4大会16年ぶり。経験値では日本に分があります。ポーランドとは初戦で対戦するため、相手が浮足だったところを日本が叩ければ、崩すチャンスはある。ポーランドから白星を取れれば、1次リーグ3連勝もあるでしょう」(28日、1-3で敗北)

 1次リーグを突破しても、決勝トーナメントは茨の道。イタリア、米国、トルコ、セルビアに1次リーグ同組のポーランド、ブラジルの「トップ6」と当たる可能性があるからだ。

「日本はブラジルと互角に渡り合ってきたため、可能性がゼロではないものの、他の5チームを倒すのは厳しい。勝ち上がれば、上位チームとの対戦は避けられず、男子と比べれば、メダル獲得のハードルは高いと思う」

 アベックでのメダル獲得なるか。

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