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仲村トオルの《面白い演技》を若い視聴者は知らない…「飯を喰らひて華と告ぐ」はポスト「孤独のグルメ」に?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 9時26分

仲村トオルの《面白い演技》を若い視聴者は知らない…「飯を喰らひて華と告ぐ」はポスト「孤独のグルメ」に?

すっかりイケオジだけど…(C)日刊ゲンダイ

「クラスメイトの女子、全員好きでした」(読売テレビ・日本テレビ系)や「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」(テレビ東京)など、今期は《深夜ドラマが面白い》ともっぱら。

 中でも、放送時間15分という異色の連ドラ「飯を喰らひて華と告ぐ」(TOKYO MX=火曜深夜11時45分)が好評だ。ネット上には《毎週楽しみにしてる》《店主の勘違いっぷりが最高》《クスッと笑っちゃう》なんて声も。

 物語の舞台は、路地裏にある町中華のような店構えの「一香軒」。客の望むものは「何でも出す」と豪語する謎の凄腕店主と客が織りなす人間ドラマがメインで、店主を演じるのは仲村トオル(58)。原作は足立和平氏による同名漫画だ。

「情に厚くて料理の腕は一級品。ですが、店主の言動はとにかく《何でそうなるの?》とツッコまずにはいられない。勘違いと思い込みでガンガン行動し、それが視聴者の笑いを誘う。仲村さんの間合いと、思いっきり崩した表情がいいんですよね。いつものカッコよさやスタイリッシュさとは無縁ですが、非常に味がある男っぷりを見せてくれています」(芸能ライター)

 実際の放送分は12分という短さなれど、しっかりと「一香軒」を訪れる客の感情の動きが描かれている。ある脚本家は「放送時間の短さに加え、1話完結なので視聴者も気軽に見られます」とこう続ける。

「最近は配信や録画でドラマを倍速で見る人が増えていますが、12分となると《倍速にするほどでもない》とそのまま視聴する人も多いそうです。ほとんどの役者さんは《倍速で見ている》と聞くとガッカリしますけど、そういう意味でもこのドラマは俳優陣にとっては腕の見せどころかも。『飯を喰らひて』の好評ぶりを見て、他局でも“短めドラマ”の制作が加速するのでは」

■50代、60代にとって仲村トオルは、あくまで「あぶない刑事」の“トオルちゃん”

 レビューサイトでも《お手頃サイズ》《サクッと見られて笑える》といったコメントが目立つ一方で、中には《仲村トオルってカッコいいだけじゃなくて、面白い演技もできるんだ》なんて書き込みもチラホラ。

「そういう感想を持つ若い世代の視聴者は多いんでしょうね。最近の仲村さんは《イケオジ》として名前が挙がる代表格ですし、スーツをビシッと着こなすダンディーで渋い役柄が多い。とはいえ50代、60代にとって仲村さんは、いつまでも『あぶない刑事』の“トオルちゃん”なんですけどねえ」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

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