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女子バスケ選手と指揮官に深い溝… 連敗で予選敗退危機「ホーバスHC出戻り待望論」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 7時20分

女子バスケ選手と指揮官に深い溝… 連敗で予選敗退危機「ホーバスHC出戻り待望論」

呆然とする高田主将(C)共同通信社

【パリ五輪】女子バスケットボール

 東京五輪で銀メダルを獲得しながら、早くも予選敗退の危機だ。

 世界ランキング9位の日本は日本時間1日、同19位のドイツ相手に競り負けて2連敗。4日にベルギーとの最終戦を残すが、2大会連続の決勝トーナメント進出は厳しい状況となった。

 崖っぷちの状況に主将の高田は「高さやリバウンドですごくやられた。なかなかうまく攻めることができなかった。(ベルギー戦に向け)気持ちを切り替えることが一番重要なこと」と話した。

 東京五輪後の2021年9月に就任した恩塚亨ヘッドコーチ(HC=45)は「走り勝つシューター軍団」を編成。チームの戦術は豊富な運動量と3Pシュートを軸にした一見、シンプルなものだが、内容は複雑。恩塚HCは「台本」といわれる戦術を記したマニュアルを配布し、選手に実践を求めたが、なかなか浸透しなかった。複雑過ぎる戦術に一部主力選手が反発。恩塚HCの方針に異を唱え、代表に招集されても応じなかった選手もいたという。

 女子バスケを取材するスポーツライターがこういう。

「恩塚HCは新設の東京医療保健大学をインカレ2連覇に導くなど、学生の指導に定評はあったものの、代表監督としての手腕は未知数だった。就任後は、学生を諭すような指導が選手に受け入れられず、一時的にチームを離れた選手も少なくありませんでした。恩塚HCと選手との溝が最後まで埋まらなかったことも今回、チームとして機能しなかった原因のひとつではないか」

 主力選手からは前回の東京大会で銀メダルに導き、現在は男子日本代表を指揮するトム・ホーバスHCの再登板を望む声が少なくないという。

「ホーバスHCの戦術は最初から最後までフォーメーションが決められており、選手からは『やりやすい』と評判だった。選手層が厚くなった男子とは違い、女子は発展途上で依然として世界と差がある。パリ五輪後には女子代表HCにホーバス氏が復帰する可能性は十分あります」(前出のスポーツライター)

 恩塚HCは試合後「選手たちはベストを尽くしてくれた、その選手たちを勝利に導けず責任を感じている」と話した。

 米国人指揮官のもと、28年ロサンゼルス五輪で再び、8強入りを目指すことになりそうだ。

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