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勝負弱い日本を「虎」に変えた フェンシング代表フランス人HCの「メンタル強化策」の中身

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 7時20分

勝負弱い日本を「虎」に変えた フェンシング代表フランス人HCの「メンタル強化策」の中身

(左から)宮脇花綸、菊池小巻、フランク・ボアダンHC(C)共同通信社

【パリ五輪】女子フルーレ団体

 100年以上の歴史を誇るグラン・パレで、フェンシング日本女子が新たな歴史を刻んだ。

 2日、世界ランク4位の日本が3位決定戦で同6位のカナダを1点差で破り、銅メダル。日本女子史上初のメダルを手にした。

 フルーレ女子を率いるのは、フランス人男性のフランク・ボアダン・ヘッドコーチ(52)。1996年アトランタ大会で選手として銅メダルを獲得した同コーチは、フランスでの指導を経て2017年1月に来日。選手には「フェンシングはメンタルが8割」と教え込み、技術はもちろん組織力、試合での闘争心、集中力の高め方など、心身両面から強化した。

 フランクコーチが最も日本人に足りないと感じたのは、闘争心だった。球技でいう球際の強さ。接近戦の際どい勝負での得点力に欠けると判断し、「虎になれ。強気でアグレッシブに行こう」と発破をかけ続けた。

 そんなフランク流メンタル強化策が、7年半の時を経て実を結んだ。日本は同点で迎えた第4ピリオドで1点リードを奪うと、第5ピリオドは攻撃の手を緩めず、リードを5点差に広げた。最終第9ピリオドは1点差に迫られたものの、最後の最後までカナダを攻め続けた。

 慶応大学出身の才女である宮脇花輪(27)がフランクコーチと選手の通訳をこなし、密なコミュニケーションを図った。6位に終わった東京大会メンバーの東晟良(24)、上野優佳(22)に、新メンバーの菊池小巻(27)を合わせた4人は日頃から仲が良いという。

 メダル獲得で注目度が増したフルーレ団体。同じく4人で戦うカーリングの「ロコ・ソラーレ」のように、お茶の間の人気を集めるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 日本時間2日夜の男子エペ団体に出場する見延和靖は、「気持ちの面で山あり谷ありの3年間だった」と振り返る。東京五輪で同種目金メダル獲得からここまで、どのように過ごしてきたのか。「道を悟るきっかけとなった101歳からの金言」とは、いったいどのようなものだったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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