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男子ゴルフ松山英樹 8アンダー単独首位発進も…ファンは「パット合戦」で物足りない?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 7時20分

男子ゴルフ松山英樹 8アンダー単独首位発進も…ファンは「パット合戦」で物足りない?

松山英樹(C)共同通信社

【パリ五輪】男子ゴルフ

 今回の会場はフランスを代表するコース。中継で初めて目にしたファンがほとんどだろう。各ホールはほぼ平坦で樹木がほとんどなく、長いフェスキュー芝のラフはスコットランドのリンクスを彷彿とさせる。一方、10ホールが池絡みで、米国のコースのようでもある。初日は風もなく気温は20度前後。絶好のゴルフ日和で選手たちは気持ちよくプレーした。

 そこで松山英樹(32)はボギーフリーの8バーディー。「63」のビッグスコアで単独首位。これ以上ない好スタートを切った。中島啓太(24)は1アンダー29位で初日を終えた。

 それにしても、大会初日を観戦したファンには、少々物足りなかったのではないか。距離が短いコースで第1打にドライバーを使うホールは3~5ホール程度。パー4ならアイアンやウッドでフェアウエーに置き、ミドルアイアン以下でグリーンを狙える。さらに、グリーンに着弾したボールはよく止まり、自ずとバーディーチャンスが多くなる。五輪はゴルフに関心のない人も観戦するのに、パット合戦では興味が失せるというものだ。

「それは心配ないですよ」というのは、欧州シニアツアーに参戦経験がある並木俊明プロだ。

「メジャー大会もそうですが、初日は比較的やさしいところにピンを切り、最終日に向かって難しくしていく。今回のコースは距離が短いので飛ばし屋有利にしないよう、ピン位置から第1打の置き場所をより考えさせる。初日は天候も穏やかで好スコアが続出したが、ラフは深い。2日目からは第1打の重要性がより増してくるでしょう。コースセッティングの担当者は東京五輪(霞ヶ関CC)と同じだそうですから、ショットの正確性を引き出す戦いにするはずです。後は天候次第。リンクスのようにコース内に樹木がないため、強い風が吹けばもろに影響を受ける。選手は辛いですが、見ている側はおもしろくなります」

 東京五輪の松山は、7人で銅メダルをかけたプレーオフで脱落し4位タイと悔しい思いをした。ショットメーカー向きのコースで金メダルを目指す。

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