“噛みつき芸人”粗品が「27時間テレビ」で評価一変…風向きを変えた「巧みさ」「したたかさ」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 11時32分
![“噛みつき芸人”粗品が「27時間テレビ」で評価一変…風向きを変えた「巧みさ」「したたかさ」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/gendainet/gendainet_1064524_0-small.jpg)
粗品(C)日刊ゲンダイ
フジテレビ系で7月20日から21日にかけて放送された「FNS27時間テレビ」が、今年の同局最高視聴率を記録したことで、総合司会を務めた霜降り明星の評価が上がっているという。
「特に、多くの企画立案にも参加し、回しも担当。フル稼働の活躍を見せた粗品の実力が改めて見直されています」(キー局バラエティー関係者)
粗品は、番組放送翌日、自身のユーチューブ番組「しもふりチューブ」で番組を振り返り、物議を醸した「粗品ゲーム」について語った。「粗品ゲーム」とは、お題に上がった芸人に対して大喜利で答えるもので、「松本人志 今、何してる?」「スピードワゴン小沢は何をしている」などの際どいお題も飛び出し、SNS上では、賛否両論が上がっていた。
粗品は、これについて、「山ほど言いたいこともあるし、山ほど視聴者の誤解を解きたいところもある」とした上で、「面白いと思ってくれた方、それはフジテレビのスタッフさんと俺以外の演者のおかげです。面白くないと思った人、それは俺のせいです。すみません」と殊勝に語った。
番組では宮迫との舌戦をいさめた明石家さんま(69)を呼び捨てにしたり、西川のりお(73)や嘉門タツオ(65)らを、「老害」と言い放つなど、やりたい放題。放送中は粗品の名前がたびたびXのトレンドワードに上がった。前出のバラエティー関係者はこう話す。
「今回、随所でとがった発言を見せつけた粗品は、批判されるどころか株を上げています。『我が家』の坪倉由幸もラジオ番組で、粗品のことを『前からすごいなと思ってたけど、改めてちょっと抜けてるなっていう感じ。天才だなと思うけど』と絶賛しています」
先輩芸人やユーチューバーへの“噛みつき芸”がなにかと物議を醸す粗品だが、「やっぱりあいつは凄い」と風向きが変わったというのだ。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「もともと粗品さんは『M-1』と『R-1』を制した超実力派芸人であり、同世代の芸人の中でも群を抜いた才能を持っています。世間では彼の毒舌キャラの部分ばかりが注目されがちですが、今回の『FNS27時間テレビ』で全体の進行役を任されていましたし、スタッフや共演者からは絶大な信頼を得ています。本当の実力が評価されるのはまだまだこれからでしょう」
高視聴率に沸いた同番組で粗品の評価も一変。まさに「勝てば官軍」か。
◇ ◇ ◇
粗品と言えば、あのちゃんとの“公開イチャイチャ”が話題になった。●関連記事【もっと読む】粗品の連日“仲良しアピール”であのちゃんのタレント価値はどうなる? ラジオでも大絶賛!…では、いちゃつくことでオイシクなれるあのちゃんの立ち位置の絶妙さについて触れている。
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