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漫画家・影木栄貴「婚活はRPG。結婚したいと全世界にアピールするしかありませんでした」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月3日 9時26分

漫画家・影木栄貴「婚活はRPG。結婚したいと全世界にアピールするしかありませんでした」

影木栄貴氏(左)/(提供)KADOKAWA

 漫画家・影木栄貴(52)のエッセー「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」(KADOKAWA)が話題だ。自身の婚活経験を中心に、性のこと、お金の問題など赤裸々に語っている。竹下登元総理を祖父に、弟はDAIGO、義理妹は北川景子という華麗なる一族としても有名。にもかかわらず「つみたてNISAは一日でも早く!」と常に現実派の影木を直撃した。

 ──7月11日、胆石性急性胆嚢炎で緊急入院。非常事態こそ結婚していて良かったと思う場面も多かったそう。

「入院手術の手続きや同意書へのサインや、仕事のことなど全て旦那さんがやってくれて。手続きも面会も家族以外不可で、独身のままだったら母に全ての苦労が行っていたと思うので、結婚していて本当に良かった。あと、スマホまわりや母にわからないことを旦那さんに頼めたのも助かりました。彼も忙しいのに、毎日仕事前の午前中にお見舞いに来てくれたのもうれしかったです」

 ──50歳でゴールインし、結婚2年。なぜ今、発売に至ったのか。

「実は結婚直後に発売したかったんです。でも結果的に結婚後のことも加筆できたので良かったかな。私の世代は就職氷河期で子供を産むと会社を辞めなきゃいけない、社会も応援していなかった時代。漫画家の先輩方も休載したら仕事を失うんじゃないかと思ってましたし、家族が全面的にサポートしてくれるような方しか子供を産もうとは考えなかった。結構厳しい時代を生き抜いてきて、女性は“何かをあきらめざるを得なかった”時代で、私は結婚だけは取りに行った感じです」

「黙って座っていれば声かけてもらえる年ではないので」

 ──婚活はどのように?

「とにかく結婚したいと全世界にアピールするしかありません。黙って座っていれば声かけてもらえる年ではないので、婚活はRPGですね。紹介してくれたり、知り合いのパーティーでバツイチの男性を捕まえたり出会いを繰り返して(笑)」

 ──ご主人は整体院の先生紹介の鍼灸マッサージ師さんでバツイチだそうですね。

「バツイチの男性は現実が見えていますから。“30代はない、20代じゃないと”とか娘みたいな年齢を結婚相手に望んだりしませんし(多分)、ありのままを受け入れてくれます。うちの夫は基本的に『いいよ』っていうスタンスですね。パチンコ行ってくると言えば『勝ってきてね』って言ってくれるし。結婚後初めて夫の実家に行くつもりが急病で行けなくなっても『全然大丈夫だよ』と言ってくれますし」

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