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自民党・鬼木誠副大臣が地元で配布した“南極の氷”は防衛省の接待ツールだった

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月4日 9時26分

自民党・鬼木誠副大臣が地元で配布した“南極の氷”は防衛省の接待ツールだった

鬼木副大臣は「魔の4回生」(C)共同通信社

「違法という認識はなかった──」

 しんぶん赤旗(7月30日付)の報道により、選挙区内の住民らに“南極の氷”を配布していたことがバレた自民党の鬼木誠防衛副大臣(衆院福岡2区)。こう釈明したが、公選法違反(寄付行為)を指摘する声が上がっている。

「鬼木副大臣は福岡市内で行われた『南極の氷体験会』に参加した際に、市内の小学生やその保護者らに海上自衛隊の砕氷船『しらせ』が採取した南極の氷を砕いてコップに入れて配布しました。この行為に対して鬼木副大臣は“自衛隊の任務を紹介し、理解を深めて欲しかった”などと話しています」(防衛省担当記者)

 極めて希少性が高いであろう“南極の氷”を鬼木副大臣が入手できたのは「特殊な慣例が関係している」と防衛省関係者が声を潜める。

「あまり知られていないのですが、『しらせ』が南極に行くたびに氷を“お土産代わり”に持って帰ってきてるんです。時には自衛隊の部隊見学に来た学生に見せたり、幹部らと外部との飲み会の席などでロック氷として提供したりと、接待ツールとしての役割も担っています。今回、鬼木副大臣の行為で図らずも“南極の氷”がクローズアップされてしまったことから、一部の幹部は<今後、氷を採取してくること自体が問題視されるのでは>と頭を抱えています……」

 鬼木事務所に氷入手の経緯や違法性の認識を質問したところ、回答はこうだった。

「(氷は)防衛省から配布された。財貨性のある金品ではなく、公選法には抵触しないと考える」

 違法性はさておいても、南極の氷に“希少性”があるのはまごうことなき事実。庶民にはそうそう手に入らない。南極の氷で作った水割りを一度でいいから飲んでみたい。

  ◇  ◇  ◇

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