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中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月5日 7時21分

中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

大炎上した根尾(C)共同通信社

 厳しい現実を突きつけられた。

 4日の広島戦で約3カ月ぶりに先発し、プロ初黒星を喫した中日の根尾昂(24)である。

 初回、秋山にストレートの四球を与えると、4連打を含む5安打を浴び、自身の送球エラーも絡んでいきなり5失点。試合前日、「思い切って打者に向かっていってくれれば。あとは打線が援護してあげないと勝ちも付いてこない」と期待を寄せていた立浪監督も、ベンチで思わず苦笑いを浮かべたほど。二回にも秋山にソロ本塁打を献上するなど、3回8安打6失点とボロボロだった。

 打者としては二回に中前適時二塁打を放って一矢を報いたが、試合後に登録抹消が決定。某中日OBは、「大阪桐蔭高で春夏連覇を達成、投打二刀流にも挑戦するなど、大きな注目を集めた根尾も今年で6年目。限界に差しかかっているのではないか」と、こう続ける。

「二刀流挑戦を経て打者に専念し、昨季からは投手に専念しました。昨季は先発として2試合に登板、勝負の年である今季は5月にリリーフで2試合に登板して精彩を欠いたが、ファームでは4勝2敗、防御率2.59。特に7月は6回1失点、7回1失点、6回無失点と好投。満を持して一軍復帰したにもかかわらず、大乱調ですからね。投手として時間をかけて準備した結果としてはいかにも寂しい。直球は140㌔中盤で、決め球になる変化球もなく、ストライクを投げるのが精いっぱいで細かなコントロールも持ち合わせていない。投手としてはこれ以上の上がり目は期待できそうにありません」

 野手としてはどうか。

「この日の適時打を見ると、力みまくっていた入団当初と比べて成長の跡が見えます。ただ、打者としてはすでに、投手よりも多くのチャンスを与えられましたからね。守備も、本職の遊撃としては打球に対する一歩目の反応、捕球、スローイングとそれぞれ難がある。外野を守るなら、それこそ打撃の上積みが不可欠です。一時は『二刀流、投手専念、野手専念と首脳陣の起用が一定しないことが成長の妨げになっている』との見方もありましたが、十分にチャンスを与えましたからね」(同)

 投手も野手も「帯に短したすきに長し」。地元・岐阜出身のスターがプロ野球人生の岐路に差しかかっているのは間違いない。

  ◇  ◇  ◇

 中日はチーム事情も芳しくなく、今季で3年契約の切れる立浪監督の後任者捜しの動きもある。現時点で「最有力」と言われる人物は2人。いったい誰なのか。両者の下馬評とは。

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