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卓球女子団体に危険信号…利き手故障中の早田ひなは「執拗攻撃」に耐えられるか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月6日 9時11分

卓球女子団体に危険信号…利き手故障中の早田ひなは「執拗攻撃」に耐えられるか

早田ひな(C)JMPA

【パリ五輪】卓球女子団体戦

 16チームが戦う団体戦。

 第2シードの日本は決勝まで中国と当たらないが、そこまで勝ち進むのも厳しそうだ。

 日本時間5日に1回戦でポーランドを3-0で下したものの、第1試合のダブルスに登場した早田ひな(24)の状態がよくない。1日のシングルス戦準々決勝で痛めた左手首の状態が回復せず、この日もテーピングをして戦ったが、得意のフォアハンドは抑え気味でバックはほとんど返せない。そこを相手に狙われポイントを落とす場面が目立った。

 第1試合はペアを組んだ平野美宇(24)の奮闘により3-1で勝利。その後は、五輪初登場の張本美和(16)のシングル戦をベンチで応援。張本がポイントを取っても両手で拍手できず、右手で左胸や右の太ももを叩いて左手を庇っていた。

 ポーランドとは力の差があって早田の出場はダブルス1試合で済んだが、準々決勝からはそうはいかないだろう。団体戦はダブルス1試合とシングルス4試合で争い、3試合を取ったチームが勝つ。この日のように早田の出番をダブルス1試合だけにとどめる展開になるとは限らない。

 準々決勝の相手はタイに決まり、格上の日本を倒すため、手負いの早田の弱点であるバック側を執拗に攻めてくるだろう。長いラリーになれば負担がかかる早田の左手首は悲鳴をあげるかもしれない。日本は悲願の金メダルには決勝進出が絶対条件だが、そこまで早田の左手首はもつのか疑問だ。

 試合後、早田はテレビインタビューで「平野選手に助けてもらって、今できることを全力でやった。最悪の状態からは少しずつ回復しているが、100%はなかなか出せない。2人に頼っていく部分は多いかもしれないけど、少しでも2人の負担にならないようにしたい」と話し、すぐに左手の治療に向かった。

 6日のタイ戦に勝てば、準決勝はインドとおそらく米国を破って勝ちあがるドイツの勝者と戦うことになる。どちらにしても苦戦必至。手負いのエースが全力を出し切れなければ、中国を破っての金メダルどころか、銅メダル獲得も赤号だ。

  ◇  ◇  ◇

 長らく卓球界の最前線に立ってきた伊藤美誠は今大会で代表漏れした。あの中国まで「大魔王」として恐れた伊藤は、いったいなぜ転落したのか。彼女に何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、その「理由」について詳しく報じている。

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