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非吉本芸人ハナコが“確変”突入の大躍進!「FNS27時間テレビ」で爪痕くっきり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月6日 9時26分

非吉本芸人ハナコが“確変”突入の大躍進!「FNS27時間テレビ」で爪痕くっきり

(左から)菊田竜大、秋山寛貴、岡部大(C)日刊ゲンダイ

 大団円で放送を終えたフジテレビ系の夏の大型特番「FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!」(7月20~21日)。視聴率は全時間帯平均で同時間帯横並びで1位。エンディングの目玉企画「カギダンススタジアム」の平均視聴率は個人6.9%、コア7.8%で、今年のフジの最高記録を更新した(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 今年は「新しいカギ」の霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコの3組7人が初挑戦。同番組のメインターゲットである高校生にテーマを絞ったことが、高記録につながった。大きな爪痕を残したのは、過去6組で唯一の非吉本芸人となるハナコ。ワタナベエンターテインメントに所属する菊田竜大(37)、秋山寛貴(32)、岡部大(35)は、結成わずか4年でコント芸日本一を決める賞レース「キングオブコント2018」で優勝。これを機にスターダムを駆け上がった。3人はそろって既婚、ともに1児のパパだ。

 ターニングポイントは、“俳優”岡部の大躍進。20年に窪田正孝(35)が主人公の連続テレビ小説「エール」(NHK総合ほか)で連ドラに初挑戦すると、スポーツ刈りで高校球児のような容貌が真面目で不器用な役柄とマッチ。本物の涙をこぼしながら思いを伝えるシーンでは視聴者の涙を誘い、ツイッター(現X)でトレンド入りした。初の朝ドラで業界関係者の目にふれ、22年にドラマ「しろめし修行僧」(テレビ東京系)で初主演。同年に山崎賢人(29)主演の日曜劇場「アトムの童」(TBS系)、昨年は松本潤(40)主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)、今年4月期は山下智久(39)主演の「ブルーモーメント」(フジテレビ系)と、相次いで人気作に恵まれた。

 岡部がハナコのアイコンであるのは衆目の一致するところだが、「27時間テレビ」は秋山の面目躍如の場でもあった。高校生とダンスで共演するフィナーレの「カギダンススタジアム」で、未経験ながらもコツコツと練習を重ね、生本番ではロックダンスや難易度が高い大技を次々とクリア。得点は優勝者のチョコレートプラネット・松尾駿(41)×武南高等学校に及ばなかったが、「感動した」という声がXで多くポストされ、岡部1強のトリオに風穴を開けた。

「ハナコは、吉本芸人が多いスピーディーな平場のトークにめっぽう弱い。人の良さが出てしまうところが魅力であり、芸人としては弱点でもあります。岡部さんの陰に隠れがちですが、実は秋山さんの演技力も相当高い。そのうえでネタを書く脚本家としての才能もあり、先月に初エッセーを刊行したばかり。ワタナベには、Z世代に大人気のインフルエンサー系芸人・丸山礼さん(27)がいますが、『27時間テレビ』がコア層にドハマリしたことで、ハナコが一気に巻き返す可能性が高まった。この先、さらに転機を迎えるかもしれません」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏)

「27時間テレビ」のMVPといっても過言ではないハナコ。今年下半期に向けて、さらなる確変を起こしそうだ。

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