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松重豊が明かしていた強烈プロ根性 「孤独のグルメ」10年以上でも太らない理由は「意識」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 9時26分

松重豊が明かしていた強烈プロ根性 「孤独のグルメ」10年以上でも太らない理由は「意識」

2012年取材時の松重豊(C)日刊ゲンダイ

 俳優松重豊(61)が主演し、このほど映画化も決まったドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)。大食いタレントに負けず劣らずの食べっぷりを見せ「飯テロ」との声も上がっている。このほど出演したNHK「あさイチ」では、それでも太らないでいることについて、こう言った。

「意識すれば太らないんですよ。意思の力って意外と強いんです。太るかもなって思ったら太る魔物がしのびよってくるんですけど、いやいや俺は太らないからと思えば太らない。本当ですよ。(『孤独のグルメ』を)10年以上やるなか、俺はあれだけ食っても太らないと自分に言い聞かせてそうなってるんで、そういうもんだと思ってます」

 さらに「生半可な気持ちで思い込んでも駄目ですよ。自分は太らないんだって、自分で決めつけていくんです」などと続けたが、それだけではないだろう。

「松重さんのコンディショニングは有名で、おいしく、たくさん食べるためにロケ前日はほとんど絶食で通したりしているんですよ。太らないというのも、主人公井之頭五郎のイメージを崩さないため。最近は撮影のたびに、白くなった頭髪を黒く染め上げ、セットするのにかなり時間をかけているそうです」

 そう松重を取材した経験のある芸能ライターは言う。本紙の連載インタビュー「今だから語れる涙と笑いの私の酒人生」で2012年、都内でロケに挑む松重を直撃したときも、こう言っていた。

「困ったなあ、飲んでないんで。今回演じさせていただいている井之頭五郎が飲まないという設定なんでね」

 そして「まあ、そう残念そうな顔をしないで。普段は飲むし、嫌いじゃないです」と、こう続けてくれた。

「覚えたのは、大学(明大文学部)に入ってからですね。演劇部の先輩から、よく飲ませてもらいました。ビールに焼酎、日本酒と、なにがなんだかわかったもんじゃない。体育会系じゃないし、暴れたりするような人たちではなかったんですけど、僕は体がでかくて(188センチ)、えらそうだったもんですから、投げさせてもらったりしてました(柔道二段)。まだ若くて、怖いものがなかったんですよ」

 若い頃、下北沢のアパートでひとり暮らしをしていて、こんなエピソードを披露してくれた。

「売り上げがいいと、店のあがりっぱなに店長がビールを飲ませてくれるんです。うまかったなあ。日当が3500円でしたか、日払いだったもんで、銭湯で汗を流したあとに飲み始めちゃう。気がつけば、朝。締めによく駅前の富士そばで、かっ込んでました。酔って帰ると、同棲していた女房が笑ってましたね。白乾児(パイカル)って知ってますか? 中国の酒で、コーリャンを原料にした焼酎だったと思うけど、行きつけの中華に置いてあったんです。あれを見ると、当時を思い出します。もう四半世紀も経つなんて、早いもんですね」

 生酒の瓶を26本転がしたこともあると話してくれた。当時49歳。現在も井之頭五郎を持ち前のプロ意識によって、ドラマで生かし続けながら、次の日仕事がないときなど、いい顔をして酔っぱらっているのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 バイプレーヤーの名手・松重豊は「白米のような存在」なのだとか。●関連記事【もっと読む】松重豊に「白米のような存在」の評価 引く手あまた“名バイプレーヤー”の極意とは…では、松重豊という存在の神髄に迫っている。

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