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「次は4年後を絶対に目指す」女子レスリング尾崎野乃香が2階級上げ慶大生らしくない泥臭さで銅!

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分

「次は4年後を絶対に目指す」女子レスリング尾崎野乃香が2階級上げ慶大生らしくない泥臭さで銅!

銅メダルに笑顔の尾崎野乃香(C)共同通信社

【パリ五輪】レスリング女子68キロ級

 レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香(21=慶大)が日本時間7日、銅メダルを獲得。3位決定戦で前回五輪銀の強敵、ブレッシング・オボルドゥドゥ(ナイジェリア)を下した。

 開始1分に高速タックルで2点を先制。後半も自慢の高速タックルで相手の動きを封じ、3-0で勝利を決めた瞬間、「やったぁ~!」と絶叫。「1度どん底を見た後にはい上がって試合することで、勇気とか諦めない思いを見せたかった」と汗をぬぐった。

 5日の準々決勝で東京五輪3位のジュマナザロワ(キルギス)に残り10秒までリードしながら、最後に逆転を許した。気持ちを切り替えて敗者復活戦からメダルを目指していた。

 本来は62キロ級。2022年の世界選手権で優勝したものの、国内の代表争いで敗れ、一度は五輪への道が途絶えた。しかし、諦めなかった。昨年12月の全日本選手権でまだ代表が決まっていなかった68キロ級に6キロも階級を上げて出場。周囲に「無謀だ」と言われながら優勝すると、「レスリング人生で最大の目標は五輪。心の底から行きたい」と決死の覚悟で臨んだ今年1月のプレーオフで、世界選手権5位の石井との直接対決を制し、大逆転でパリへの切符をつかんだ。 

 成城学園小、中、帝京高を経て、レスリング界では珍しい慶大の環境情報学部で学ぶ4年生だ。慶大は五輪選手であろうが、授業や課題が免除されることは一切ないという。「文武両道で五輪制覇」という目標は達成できなかったが、「ここまでこられて本当に良かった。挑戦したことが間違っていないことが分かった。金メダルは取れなかったけど、このオリンピックで気持ちの面とか、こういうふうに臨まないといけないと分かった。昨日はそれを考える時間があった」とキッパリ言った。

 スマートな慶大生らしくない「泥臭さ」を武器に、たどり着いたパリの表彰台。「昨日は4年後と言い切れなかったけど、今日は次は4年後を絶対に目指すと心から思えた」と次のロサンゼルスで「金」に挑む。

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