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スケボー開心那「誹謗中傷」跳ね返し2大会連続銀!身長170センチで魅せた攻めの姿勢

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分

スケボー開心那「誹謗中傷」跳ね返し2大会連続銀!身長170センチで魅せた攻めの姿勢

ガッツポーズの開心那(C)JMPA

【パリ五輪】スケートボード女子パーク

 東京五輪銀メダルの開心那(15)が7日未明、再び表彰台に立った。

 決勝は出場8人が1順ずつ制限時間45秒のランを3本滑り、その中の最高得点で順位を競う。

 予選首位通過の開の走順は第8走。暫定3位でメダルを確定させて臨んだ大トリの第3走目は攻めに攻めた。失敗を恐れず高難度のトリックを次々に成功させると、滑り終えて、ガッツポーズ。順位を1つ上げた。

「また銀メダルで一歩届かず悔しい気持ちもあります。でも、東京五輪の時は最後のランでミスって、出したいものを出し切れなかったんですけど、今回は自分の出したいものを出し切っての結果だったので、すごく嬉しいです」(開)

 開といえば、前回大会で日本人史上最年少の12歳11カ月で五輪出場、メダル獲得を果たし、時の人になった。 

 これに批判的な声が一定数あったのも事実だ。初めてのメダルを取るほんの数日前に、女子ストリートで当時13歳の西矢椛が「真夏の大冒険」。他にも十代前半の選手が大会を席巻したこともあり、ネット上にはこんな意見が噴出した。

《スケボーは低年齢が有利ってだけ》
《もはや年齢ゲー》
《子供が勝っても感動しない》

 家族や自身のアイデンティティーに関することへの誹謗中傷の声も含まれていた。

 競技の性質上、「小さいこと」「軽いこと」は有利に働く。今大会の女子ストリート金メダルの吉沢恋(14)が優勝インタビューで「競技生命が短く、平均年齢が短い」と話したように、若さもプラスになるのは確かだ。

 それでも、開は年齢こそ15歳だが、この3年間で身長は約22センチ伸びて現在170センチ。体重も相応に増加した。「子供」であるアドバンテージをほとんど失いながらも、世界に実力を証明したのだ。

 金メダルには届かなかったものの、アンチの声を跳ねのける大金星。もう「年齢ゲー」とは言わせない。

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