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広島アドゥワ誠の「特異な武器」…敵将・巨人阿部監督も「お手本のような投球」と脱帽

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分

広島アドゥワ誠の「特異な武器」…敵将・巨人阿部監督も「お手本のような投球」と脱帽

アドゥワ誠(C)日刊ゲンダイ

「個人スポーツではない。1勝は1勝なので」

 プロ8年目、100試合目という節目の登板での大仕事にも、ポーカーフェイスを貫いた。

 昨6日、広島のアドゥワ誠(25)が2位巨人との首位攻防戦で9回133球を投げ、プロ初完封。大事な9連戦で初戦に今季6勝目(3敗)を挙げ、チームの7連勝に貢献した。

 2死満塁のピンチを招いた六回を除いて、巨人打線に付け入るスキを与えなかった。敵将の阿部監督も「150キロを投げなくても抑える、お手本のような投球」と、脱帽だった。ライバル球団のスコアラーは、「196センチの長身で手足が長く、ボールに角度がある。最大の武器は、打者の手元でナチュラルに動く直球を駆使し、打たせて取る投球ができることです」と、こう続ける。

「直球は140キロ台中盤から後半とそこまで速くないですが、微妙に“まっスラ”する。そこに、キレのあるチェンジアップ、スライダー、カーブを織り交ぜるので、打者は『芯で捉えづらい』と言っています。ボールが高めに浮くときはまだしも、この日のように低めに集まると、簡単には打てません」

 しかもアドゥワは、意図的に直球を動かしているわけではないという。

「手の指の長さを生かし、しっかり腕を振って投げさえすれば勝手にボールが動く、という感覚で投げているそうです。ボールの動き方が常に一定しないため、打者はなおさら球筋をイメージしづらい。厄介な投手です」

 この日、奪った三振は3つに対し、ゴロアウトは10を数えた。7月に再調整による二軍落ちを経験したとはいえ、先発5、6番手にこんな投手がいれば、チームが首位を走るのも納得だ。

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