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なでしこ池田太監督“カネの問題”で消極的残留の可能性…男子代表と雲泥の差、衝撃の年俸とは

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分

なでしこ池田太監督“カネの問題”で消極的残留の可能性…男子代表と雲泥の差、衝撃の年俸とは

池田太監督(C)ロイター

【パリ五輪】女子サッカー

 パリ五輪の女子サッカーは日本時間7日に準決勝2試合が行われ、同11日の決勝は、米国とブラジルの顔合わせとなった。

 準々決勝でアメリカに敗れ、前回の東京大会に続いて8強止まりの日本女子代表(なでしこジャパン)は5日に帰国して取材対応を行い、池田太監督(53)は「選手たちは頼もしかった。世界のトップにしがみつくには、ベスト8以上に進む力を付けていかないといけない」と話した。

 注目の去就についてはJFA(日本サッカー協会)女子委員会・佐々木則夫委員長が「(池田体制の)3年間を精査する。決断時期は10月の親善試合(まで)をポイントにしたい」とコメント。続けて「(続投も)選択肢にある」と含みを持たせた。

 なでしこの主軸メンバーたちから「熱血漢」と慕われ、今大会も負傷者や体調不良者が続出する中、選手起用や試合中の用兵など「ピッチ内外で状況に応じて臨機応変に対応。素晴らしいチームマネジメント能力を発揮した」とJFA内の評価もすこぶる高い。

「池田監督は女子の指導経験がなかったが、2017年にU19女子代表監督に就いて翌年のU20女子W杯を制覇。一気に評価を高めて東京五輪後の21年10月、なでしこを率いることになった。続投の可能性大ともっぱらだが、なでしこの選手たちの大半が欧州各国の強豪クラブでプレーするようになり、8強の壁を破るには外国人監督を招へいすべし――という声もある。が、そこでネックになるのが、女子サッカーの予算が男子と比べるとはるかに少ないことです」とは、サッカー関係者。さらにこう続ける。

「元日本代表DF吉田麻也・プロサッカー選手会会長が『女子は予算が少ない。やれることに限度がある』と話していたものだが、例えば日本代表の森保一監督の年俸は1億7000万円ですが、なでしこ監督の年俸は約5分の1の3600万円といわれている。年間予算やコーチ、スタッフの年俸も推して知るべし。これでは、女子サッカー界の名立たる外国人指導者を呼ぶことは難しい。結局、なでしこの監督は年代別のU17、U20代表で結果を出した日本人指導者を昇格させてなでしこを任せる……という図式になっている。11年ドイツW杯優勝、14年ロンドン五輪銀メダルで名を馳せた佐々木則夫監督も、U17とU20代表で指揮を執ってからなでしこジャパンを率いました」

 ちなみに佐々木監督のなでしこ就任1年目の年俸は600万円だった。4強入りの壁に跳ね返されるなでしこの強化には金銭的格差問題も横たわっている。

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