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村竹ラシッド 不完全燃焼でも「世界から一番遠い種目」で日本人初のファイナリストの快挙

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月8日 7時21分

村竹ラシッド 不完全燃焼でも「世界から一番遠い種目」で日本人初のファイナリストの快挙

村竹ラシッド(C)共同通信社

【パリ五輪】陸上男子110メートル障害

 ついに厚い壁を崩した。

 2022年世界選手権代表の村竹ラシッド(22)が日本勢初となる決勝進出を決めた。

 準決勝は各組上位2人、そのほかのタイム上位2人が決勝に進む。1組目に走った村竹は、10台あるハードルにほとんど脚が触れ、3台を倒し、ゴール前ではバランスを崩しながら13秒26の4着でフィニッシュ。着順での決勝行きは逃したが、タイムで上位8位に入りファイナリストになった。

「(決勝進出が決まって)一瞬、泣きそうになった。着順で決めたかったのが正直なところ。出遅れて3台目から加速しようと思ったが、ハードルに当たり思うように立て直せなかった。決勝は空回りせず、メダルを取りにいく走りをしたい」(村竹)

 村竹は東京五輪の選考を兼ねた21年の日本選手権の予選で参加標準記録を突破しながら、決勝でまさかのフライング失格。代表入りを逃すと、22年世界選手権は予選敗退。昨年の同大会は左太ももの故障で出場できなかった。同年9月に泉谷駿介の持つ日本記録(13秒04)と同タイムをマーク。レース前は過度に気合が入ってしまうタイプだが、メンタル面も成長。伸び盛りのハードラーだ。

 この日はハードルに何度も足をぶつけ、「変な走り」と村竹は言った。日本人にとって110m障害は「世界から一番遠い種目」と言われてきた。決勝は焦らずに好スタートを切れば、レース後半が強いだけに、自身の目標である12秒台やメダルも夢ではない。

 3組に出場した泉谷駿介(24)は13秒32の3着だったが、東京五輪と同じく準決勝で敗退。決勝は9日午前4時45分(日本時間)に行われる。

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