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レスリング代表4人を輩出した四国に「虎の穴」あり!金の日下尚は香川県勢レスラー第1号

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月8日 11時3分

レスリング代表4人を輩出した四国に「虎の穴」あり!金の日下尚は香川県勢レスラー第1号

日下尚(C)共同通信社

【パリ五輪】男子レスリング グレコローマンスタイル77キロ級

 グレコローマン(GR)スタイル77キロ級決勝が8日未明に行われ、初出場の日下尚(23)がジェメブ・ジャドラエフ(34=カザフスタン)を下し、金メダルを獲得。香川県出身者で初めて五輪代表に選ばれたレスラーが、表彰台に立った。

 日下はベテラン選手に0-2とリードを許したが、第2ピリオドで2つのビックポイントを奪って逆転した。

 GR60キロ級の文田に続いて金メダルを手にし、「夢を見ているみたいです。最高に楽しい6分間でした。優勝できて本当に良かった」と、まくしたてるように話した。

 今大会のレスリング代表には日下以外にも、GR67キロ級の曽我部京太郎(22=愛媛)、フリースタイル男子65キロ級の清岡幸太郎(23=高知)、女子57キロ級の桜井つぐみ(22=同)と4人の四国出身選手が名を連ねているが、四国勢4人が代表入りしたのは決して偶然ではない。徳島も含めて四国各県が草の根レベルから高校まで一貫して選手育成に取り組んでいるからだ。キッズレスリングから継続して指導を行い、ジュニアの大会を開催するなど、競うように強化を図っている。

 自治体のバックアップも受けられ、各県が行っている選手強化、育成事業の競技のひとつにレスリングが指定されており、有望な中学生にはスポーツ重点校への進学を斡旋。卒業後は日体大、育英大といった強豪校に進学するルートも用意されている。エリート選手が経験豊富な指導者によって徹底して鍛えられるため、地元では「虎の穴」と呼ばれているという。

 今後は四国が、お家芸レスリングを支える選手の供給源になるか。

  ◇  ◇  ◇

 日下の快挙の裏で、今大会の金メダル大本命と言われていた須崎優衣がまさかの初戦敗退。結果的に敗者復活戦から銅メダルを掴んだが、海外選手相手に2014年から負け知らずの94連勝で五輪本番を迎えていただけに、世間に与えた衝撃は計り知れない。いったいあの瞬間、須崎に何が起きていたのか。関係者が指摘する勝敗を決した「悪癖」とは何か。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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