「キャッツ」元出演俳優がパンティーをクンクン嗅ぎ自慰行為…女性宅侵入の現行犯逮捕、過去には“下着20枚”を盗んでいた

常習犯だった元ミュージカル俳優の田極翼容疑者（本人のインスタグラムから）

　やはり「我慢」できなかったようだ。

　面識のない女性が住むアパートの一室に忍び込み、パンティーのにおいを嗅いだとして、警視庁八王子署は2日、東京都八王子市の元ミュージカル俳優・田極翼容疑者（37）を住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。

　2日午後8時ごろ、田極容疑者は八王子市内でアパート1階の窓のカギがかかっていない部屋を発見した。窓を開け、20代女性が彼氏と同居する室内に侵入。2人は外出していて無人だった。

　部屋にあった衣装ケースをあさり、好みのパンティーを見つけると、手に取ってクンクンとにおいを嗅ぎ、オナニーを始めた。そこへ同棲中の彼氏と女性が外出先から帰宅。2人の気配に気づいた田極容疑者は慌ててイチモツをしまい、部屋から逃げようとして外に出たところ、2人と鉢合わせになった。彼氏がその場で田極容疑者を取り押さえ、110番。駆け付けた警官に引き渡した。

　調べに対し、「女性の下着のにおいを嗅いでいた。性的欲求を満たす目的で侵入した。人の部屋に忍び込むことで、ハラハラドキドキの強い緊張感を味わいたかった」と容疑を認めている。現場付近ではベランダに何者かが侵入し、「下着を盗まれた」という被害相談が数件寄せられていた。

　田極容疑者にはパンティー泥棒の「前科」があった。

　劇団四季のミュージカル「キャッツ」に出演していた田極容疑者は2022年2月の福岡公演期間中、同市内の20代女性宅に侵入し、干していた下着と部屋にあった名刺を盗み、逮捕された。

「その後の調べで田極は福岡市内で女性が住む複数のマンションから、20枚以上の下着を盗んでいたことが判明した。いずれもカギのかかっていない玄関から侵入し、暗視カメラを使って部屋を物色して下着泥棒を繰り返していた。常習犯でした」（捜査事情通）

■執行猶予中に反省文を公開

　事件を受け、劇団四季は契約を解除。事務所もクビになり、同年8月の裁判で懲役2年6月、執行猶予3年が言い渡され執行猶予中の身だった。

　田極容疑者は事件後、自身のSNSで＜今回の件に関して、状況が落ち着きつつあるので、この場をお借りしてお詫びをさせてください＞とした上で、当時の心境をこうつづっていた。

＜自分がこれからどういう事が出来るのか、今はまだ何もわかりませんが、心を入れ替え、真面目に、一生懸命、全力で物事に取り組んで生きていきたいと思っています。そして、今までがそうであったように、これからもどうであれ、人の心を救う仕事をしていきたいと思っています＞

　人の心を救う仕事とは何だったのか──。

　21年には、米倉涼子と城田優がプロデュースした舞台「SHOWTIME」に出演。中尾ミエや前田美波里、大澄賢也らと共演したが、舞台俳優仲間も今頃、アキれ返っているハズだ。