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またフランス忖度?陸上400mリレー日本快挙のウラで「2つの疑惑」…柔道だけじゃないモヤモヤ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月9日 9時6分

またフランス忖度?陸上400mリレー日本快挙のウラで「2つの疑惑」…柔道だけじゃないモヤモヤ

セーヌ川で始まったパリ五輪の開会式で上がる煙(C)ゲッティ=共同

【パリ五輪】陸上男子400メートルリレー

 日本時間8日の陸上男子400mリレー予選で日本が7大会連続8度目の決勝進出を果たした。予選1組目で走ったサニブラウン、柳田大輝、桐生祥秀、上山紘輝の日本は38秒06のタイムで4着。自動的に決勝に進める3着以内は逃したが、タイム順で進出を決めた。

 その裏で非難の声が噴出しているのが、予選2組目の2位で決勝進出を決めたフランスへの“忖度疑惑”だ。

 1組目6位のオーストラリアまでが38秒20以内の時計をマークするハイレベルな争いとなった1組目とは対照的に、フランスが入った2組目は1位の中国ですら38秒24。これは、1組目7位で38秒20のナイジェリアより遅く、フランスの38秒34は、1組目なら8位のタイムに相当する。余りに力量差が偏った組み分けに、《フランスを決勝に進めるためだと思われても仕方がない》との声が出ているのだが、“忖度疑惑”はこれで終わりではなかった。

 レース後に発表された日本時間10日に行われる決勝(米国、南ア、英国、日本、イタリア、中国、フランス、カナダ=予選タイム順)のスタートリストで、フランスが6レーンに入ったのだ。決勝のレーン分けは予選の上位国が中央付近を走るのが普通だ。実際、37秒47の予選最速タイムで走った米国は5レーン、南アフリカが7レーン、英国が4レーンに入ったが、2組目1位の中国は8レーンで、地元のフランスより外になったのだ。ちなみに、日本は3レーンに決まった。

 今大会は柔道を中心に「世紀の誤審」「疑惑の判定」が世界中で話題となっており、日本とフランスが金メダルを争った柔道混合団体決勝での電子ルーレットが物議を醸したばかり。6試合を終えて決着がつかなかった柔道混合団体で、ルーレットによって決まった代表選の階級区分が男子100キロ超級で3度目の金メダルを手にした絶対王者のリネールが出る男子90キロ超級が選出され、疑惑の目が向けられた。

 400mリレーでの忖度疑惑について、日本陸上連盟強化委員会の土江寛裕ディレクター(短距離)は自身のX(旧ツイッター)で、《今回のリレーの予選の組分けは、先日のバハマ世界リレーの順位でのウェーバー式(ジグザグに振り分ける)の振り分けで、事前に通達もされていました。決してフランスが意図的に有利に振り分けをしたのではありません。偶然、片方の組に偏ってしまった形です。》と投稿。忖度を否定した。 

 決勝のスタートリストについても、米国の研究者による「必ずしも中央のレーンが有利ではない。外側のレーンにいくほどタイムが伸びる」との研究結果がある。

 フランス有利の真偽はともかく、今回のパリ五輪には多くの人がモヤモヤを感じているのは確かだろう。

  ◇  ◇  ◇

 毎度の大会で必ず話題になるのが選手村で配布される避妊具の数だろう。今大会ではいったい何万個が配布されているのか。オリンピアンが語った選手村の「衝撃の実態」とは、どのようなものなのか。 

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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