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新井広島は最短で8.14Vマジック点灯!落合中日を彷彿とさせる「投手力とソツない攻め」で虎退治

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月10日 9時7分

新井広島は最短で8.14Vマジック点灯!落合中日を彷彿とさせる「投手力とソツない攻め」で虎退治

今季初勝利の森翔平(C)共同通信社

 首位広島が9連戦の先発ローテの谷間で虎退治だ。

 9日の阪神戦は今季初先発の3年目左腕・森翔平(26)が5回1失点の好投で今季初勝利。打線も、相手先発の村上から5回までに4点を奪って主導権を握り、首位を固めた。

 9連戦中の広島は、前カードは同じく優勝を争う巨人相手に1勝1敗1分と五分で終えた。京セラに乗り込んでの初戦は先発ローテの谷間で、対戦防御率1・88だった難敵の村上を攻略。この日は2位巨人が中日に敗れたため、最短で8月14日にも優勝マジックが点灯するという。

 その広島は、リーグトップのチーム防御率2.16。強力な投手陣が首位の原動力になっている一方で、打線はリーグワーストタイのチーム打率.235、同5位の282得点にとどまる。

「得点力は低いものの、攻撃にソツがないのが広島の強味。佐藤輝の失策で1点を先制した直後の三回、無死一、二塁の場面では、3番の小園がファーストストライクで犠打を成功させると、4番末包の遊ゴロ、5番坂倉の投安で2点を追加。五回には小園が12球も粘ったように、矢野、林ら脇役も村上に球数を投げさせる泥臭さを見せた。次の塁を狙う走塁の意識も高い。昨季の2位で勝ち方を覚えたことも大きいと思います」(球団OB)

 いわゆる「投高打低」でリーグ優勝した代表例は、00年半ば~10年初頭に常勝を誇った落合博満監督率いる中日だ。

 特に11年は、チーム防御率1位、チーム打率最下位で優勝している。当時の中日は、勝ち方を知るベテラン中心の成熟したチーム。若い選手が多い広島とはメンバー構成は違うとはいえ、長いイニングを投げる先発、鉄壁のリリーフ陣を擁するのは同じ。菊池、矢野の鉄壁の二遊間は、あの「アライバ」をほうふつとさせる。投手中心で最少失点に抑え、ソツなくしぶとく白星を積み重ねる姿には、共通する部分があるのではないか。

 阪神の岡田彰布監督(66)は今年5月、広島に関して「去年も2位。メンバーも若いのが多いから、新井になってからガラッと変わった」と言っていた。昨季は広島を夏場以降に突き放し、11.5ゲームの大差をつけて優勝したが、今季はそうはいきそうにない。

  ◇  ◇  ◇
 
 阪神も広島と同様に貧打問題を抱えている。評論家が指摘するその「元凶」とはいったい何か、ライバル球団が仕掛ける「虎対策」とはいったいどのようなものなのか。

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