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卓球・張本智和は劣勢になるとメンタル「甘っちょれい」…専門家が指摘する状況打破のカギとは?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月10日 9時7分

卓球・張本智和は劣勢になるとメンタル「甘っちょれい」…専門家が指摘する状況打破のカギとは?

張本智和(C)JMPA

【パリ五輪】卓球男子団体

 メダルは途切れた。

 3大会連続のメダルが懸かった日本時間9日のフランス戦。日本はゲームカウント2-3で敗れた。

 第1試合のダブルス戦を落として苦しいスタートとなったこの日。第2試合に登場した張本智和(21)は、第5ゲーム10-7のマッチポイントから5連続失点で逆転負けを喫した。続く第3、第4試合を取ったことを考えれば、「あと1点」としたこの第2試合に張本が勝っていれば銅メダルは獲得できた。

 2試合先取から大逆転負けしたスウェーデンとの準決勝も張本の勝負弱さが際立った。最終第5試合を託されたエースはあっさり2ゲームを取りながら、そこから3ゲームを落としてまさかの敗戦。試合後、ショックでひざから崩れ落ちた。

 張本といえば、得点時に拳を突き上げて叫ぶ「チョレイ!」が代名詞。一方、連続失点で劣勢になると、別人のように大人しくなってしまう。失点して「チョレイ!」と声を張り上げるわけにはいかないが、気持ちを前向きにする術はないのか。アスリートのメンタルカウンセラーを務める児玉光雄氏(追手門学院大スポーツ研究センター顧問)がこう言う。

「例えば、ゴルフはボールを打つまでに時間があるので、気持ちを切り替えるルーティーンは多々ある。卓球でプレーが止まるのはタイムアウトや汗を拭くときぐらいでしょう。プレー中ならサービスの前に深呼吸する手もあるが、苦戦しているときに無理やりにでも笑うのがいい。作り笑いでも筋肉や気持ちがリラックスする効果があるからです。ただし、これは大事な試合で急にやってもあまり効果ない。日頃から試合中に行い習慣化しておくことで、笑うと条件反射でリラックスするようになります」

 東京五輪の混合ダブルス金、女子団体銀、女子単銅の3つのメダルを手にした伊藤美誠(23)はやたらメンタルが強そうだが、ピンチのとき苦笑するのはリラックスするためだったのか。張本も笑えばメダルが取れたかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 記事中にも登場する伊藤は、長らく卓球界の最前線に立ってきたが今大会で代表漏れした。あの中国まで「大魔王」として恐れたいたのに、いったいなぜ転落したのか。彼女に何が起きていたのか。

 ●関連記事【もっと読む】…では、その「理由」について詳しく報じている。

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