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櫻井翔、塚地武雅、二宮和也…夏ドラマのキャスティング「ベスト&ワースト」は?(桧山珠美)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月11日 9時26分

櫻井翔、塚地武雅、二宮和也…夏ドラマのキャスティング「ベスト&ワースト」は?(桧山珠美)

櫻井翔(C)日刊ゲンダイ

【桧山珠美 あれもこれも言わせて】

 テレビは五輪一色。あれほど追っかけていた大谷翔平を見かけなくなった。オータニサン、お元気なのだろうか。夏ドラマも店開きはしたものの、客入りは悪くお茶っ引き状態。五輪終了後に客が戻ってきてくれるのかは微妙。そこで今回はベスト&ワーストキャスティングという観点で夏ドラマを再チェック。今から見て損はないドラマを改めて紹介。

■櫻井翔がハマり役「笑うマトリョーシカ」

 まずはベスト。「笑うマトリョーシカ」(TBS系)の櫻井翔には驚かされた。こんなにうまい俳優だったかと。幼稚舎からの慶応ボーイ、父は官僚、母は大学教授と正真正銘のエリート。そのせいか旧ジャニーズではインテリ担当としてニュースキャスターにもいち早くチャレンジ、選挙番組なども担当してきた。

 その傍ら、俳優として数々のドラマにも出演。若かりし頃の「木更津キャッツアイ」のバンビはよしとして、その後の「謎解きはディナーのあとで」も「家族ゲーム」も「大病院占拠」も「櫻井が~」とがっかりすることが多かった。

 ところが、「マトリョーシカ」の清家一郎役はまさにハマリ役。この役をやるために今までがあったのかと思うほど。43歳の若さで厚生労働大臣として初入閣。抜群の人気を誇り、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家。しかし、その中身は空虚。主体性はなく、何者かに操られている。

 早見和真の原作小説は清家が主人公だが、ドラマ版は清家の秘密を追う新聞記者、水川あさみ演じる道上香苗が主役。2番手は清家の高校時代からの同級生で玉山鉄二演じる政務秘書官、櫻井は3番手扱い。今回わかったのは、主演より脇で修業した方が本人のためということ。もっともそれは他の多くの旧ジャニタレントに言えるけど……。

性別不詳の塚地武雅「新宿野戦病院」

「新宿野戦病院」(フジテレビ系)で看護師長・堀井を演じている塚地武雅もいい。これまで性別不詳として描かれていたが、7日放送のラスト、母(藤田弓子)と花火大会を観賞するシーンで完全に男になっていた。それまでのフェミニンな振る舞いは何だったのかと思ったら、公式Xが14日放送の第7話では、堀井の「ジェンダーについての描写やそれに関するシーンがございます」と。来週はその謎が解き明かされるもよう。最近、やらなくなったが、塚地版「裸の大将」もよく似合っていた。また、おにぎりを頬張る塚地が見たくなってきた。

■存在があまりに軽い二宮和也「ブラックペアン」

 ワーストは「ブラックペアン2」(TBS系)の二宮和也で決まり。世界的天才外科医ねえ。軽くて見ていられない。段田安則とか内野聖陽とかうまい俳優が揃っているだけに。4日の放送回ではゲストの恵俊彰の方がうまく見えた。

 とはいえ、ニノのドラマが夏の視聴率ナンバーワン。一体、どうなってんだか。

(桧山珠美/コラムニスト)

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