1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

阪神「岡田発言」は強がりか、ジワジワ効くか? 秋に答えが出る巨人と好対照な投手起用

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月14日 11時42分

阪神「岡田発言」は強がりか、ジワジワ効くか? 秋に答えが出る巨人と好対照な投手起用

岡田監督(C)日刊ゲンダイ

 これは中5日の影響か、はたまた実力か──。

 巨人は13日の阪神戦でフォスター・グリフィン(29)が中5日の登板間隔で先発。初回に森下に2ランを浴びると、四回には木浪に走者一掃の3点適時打を打たれて4回5失点。来日初の中5日登板に「休みを登板2日後にしていたのを翌日にしただけ。それ以外は変えることはなかった」と話していたが、早期KOとなった。 

 阪神の岡田彰布監督(66)は巨人戦を前に、こう言っていた。

「巨人の方は前回のピッチャーが中5(日)でくるみたいやな。こっちは普通にまだ中6(日)を守っていくけどな」

 巨人は前日12日に山崎伊、この日はグリフィン、きょう14日もエースの戸郷がいずれも中5日で先発予定。登板間隔を詰めて阪神との3連戦に臨んでいる。

 一方の阪神は、12日に登板した西勇が中7日、この日の才木、14日の及川は中6日。才木は5回5失点でマウンドを降りたものの、岡田監督が言うように「通常通り」の順番を崩していない。体力的に厳しい夏場のこの時期の登板間隔変更は、この先に影響が出るのか。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)はこう言う。

「近年の巨人は勝負どころの9月以降に失速する年がありますが、登板間隔が6日から5日になっても、球数さえしっかり管理していれば、あまり影響はないと思います。この日登板したグリフィンは外国人。メジャーは中4日が普通だから、中6日より中5日の方がいいくらいでしょう。この日は5失点でしたが、グリフィンは前回阪神と対戦した7月(31日)の試合でもKO(4回6安打5四球4失点)されている。中5日の影響というより、阪神と相性が悪いだけではないか」

 巨人の阿部慎之助監督(45)は12日の阪神戦で2連投していた抑えの大勢をベンチ外とした。開幕以来「勝ちパターンのリリーフ陣には3連投させない」と決めている。

「阿部監督はまだこの約束事を守っているので、巨人がムチを入れたという感じはしません。先発ローテを少し変更して、優勝争いをしている広島と阪神に信頼できる先発投手をぶつけるのは当然といえば当然です。試合前まで2位巨人と3ゲーム差、首位広島を4ゲーム差で追う3位の阪神の方が、ローテをいじってでも2チームを追わないといけない立場ですから」(高橋善正氏)

 上位チームを意識する阿部監督と自然体の岡田監督。この日は巨人が競り負け、阪神とのゲーム差は2に縮まった。「先発投手の疲労」という形で影響が出るかどうかは、秋に答えが出る。

  ◇  ◇  ◇

 そんな岡田監督は今季が二年契約の最終年。昨季の実績からして続投がスジだろうが、状況はそれほど単純ではないようだ。いったいなぜか。周囲で何が起きているのか。

 ●関連記事【もっと読む】…では、岡田監督の去就を作用する「複雑事情」について詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください