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4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月15日 9時26分

4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来

9.6%で踏みとどまった(C)日刊ゲンダイ

「パリ五輪の影響は思ったほどにはなく……やっぱり若者に限らず“五輪離れ”って本当みたいですね」(ドラマ制作会社幹部)なんて声もある。

 五輪開催中は放送を“1回休み”なんて連ドラもあって、それで「視聴者の離脱が加速するのでは」と心配する向きもあったが、たとえば嵐・二宮和也(41)主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」。7月28日放送の第4話こそ世帯視聴率9.6%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と1ケタに陥落したものの、8月4日の第5話は初回視聴率と同じ11.8%まで戻している。

「7月28日は、裏でスケートボード女子ストリート予選と、バレーボール女子予選の日本対ポーランド戦が放送されていましたからね。それでも9.6%で踏みとどまった『ブラックペアン2』の方が、むしろすごい」(テレビ誌ライター)

 もちろん五輪の人気種目は、今のところテレビ局にとって“おいしいコンテンツ”なのだろうが……。

「同じ日曜劇場で言えば、2021年7月期の『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』は全話平均13.6%、最終回19.5%のヒット作ですが、さすがに裏で東京五輪の閉会式が放送された8月8日だけは8.4%まで落ち込んだ。それと比べたら、パリ五輪の影響はそれほどでもなかった印象です。まあ、二宮さんとドラマの人気が五輪に左右されないほど強いとも言えそうですけど」(前出の番組制作会社幹部)

 ただでさえパリ五輪は、人気の柔道やバスケットボールなどで“誤審騒動”が相次ぎ、《もうオリンピックは見ない》という視聴者も少なからずいた。

「ひと昔前の五輪なら、少なくとも日本人選手が出ていれば、人気のないマイナー競技でもテレビで放送されて、ながら見する視聴者も多かったんですが、放映権料が倍々ゲームのように高騰し、お金がないテレビ局は朝から晩まで五輪一色とはいかなくなった。無料動画配信サービスのTVerならいろんな種目が見られると言われても、わざわざ探して見るほど熱心なファンは限られています。マイナー競技にスポットが当たる機会が失われ、ますます日本人の関心が薄れ、スポンサーも離れていく。悪循環に陥っていきそうな予感がします」(スポーツ紙五輪担当デスク)

 もともと日本人はオリンピック好きと言われるが、今回、東京大会(27個)に次ぐ20個の金メダルを獲得した割には列島中がフィーバーしているわけでもなさそうだ。

「もはや五輪は特別なキラーコンテンツというより、人気コンテンツのひとつに過ぎないのかもしれませんね」(前出のテレビ誌ライター)

 4年後の2028年ロス大会までには、“五輪離れ”どころか“オワコン”になっている可能性もある?

  ◇  ◇  ◇

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