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渋野日向子が初日4ホール目で涙の途中棄権 左足付け根に異常…次戦の全英女子に暗雲

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月16日 12時11分

渋野日向子が初日4ホール目で涙の途中棄権 左足付け根に異常…次戦の全英女子に暗雲

第1ラウンドで途中棄権した渋野(C)共同通信社

【スコティッシュ女子オープン】第1日

 リンクス特有の強い風と激しい雨によりスタートが約1時間遅れ、その後、再び悪天候で中断するなど波乱の幕開けとなった初日。渋野日向子(25)が体調不良で途中棄権した。

 14番パー5の第1打だった。ドライバーを強振するとフィニッシュで右手を離し、突然泣き出した。大会を放送するWOWOWの映像では、同伴競技者に棄権すると伝え、その後はトレーナーが左足付け根あたりの状態を確認。迎えのカートでクラブハウスに引き揚げた。

 この日は10番パー4から発進。ティーイングエリアでギャラリーに紹介されると笑顔を見せていたが、ドライバーで第1打を放つと首をひねり、渋い表情を見せていた。このホールは4メートルのバーディーパットを外し、続く11番パー3はピン左1メートルにつけてバーディー。12番パー4は第1打のフィニッシュ時に右手を離し、やや左へ曲げた。第2打はグリーンに乗らず、アプローチはピン奥5メートルへ。このパーパットを外す。

 ここまで表情は冴えず、おそらく左足付け根に痛みか違和感があったのだろう。13番パー4は第1打がフェアウエーの水たまりに入り、救済を受けての第2打はグリーン手前のクリークに落としダブルボギー。通算2オーバーで迎えた14番で涙のギブアップとなった。当時は曇り。気温15度、湿度80%、風速7メートルだった。

 次戦は2019年に優勝したAIG全英女子オープン(セントアンドルーズ・オールドコース)。来週、元気な姿を見せてくれればいいが、痛みを我慢して出場することも懸念される。渋野は今年6月、全英女子の冠スポンサーである損保会社のアメリカン・インターナショナル・グループ・インク(AIG)とスポンサー契約を締結したばかり。初めてブランドアンバサダーとして臨む大会を欠場するわけにはいかないからだ。来週まではボールを打たず、治療に専念することになりそうだ。

 初日は現地時間15日午後9時(日本時間16日午前5時)に日没サスペンデッドになった。暫定首位は5アンダーのM・リー。7人が出場した日本勢のトップは3アンダー暫定5位の古江彩佳。

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