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ネット裏スカウトが「金の卵」につけた値段 投手は今朝丸(報徳学園)、藤田(東海大相模)、野手は…

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月17日 11時0分

ネット裏スカウトが「金の卵」につけた値段 投手は今朝丸(報徳学園)、藤田(東海大相模)、野手は…

目を光らせるスカウト(C)日刊ゲンダイ

有望投手2人は「外れ1位か2位までには消える」

「例年なら多くのスカウトが初日から49校が出場するまでネット裏に陣取ってましたけど、今年は1、2試合目と3、4試合目を前半後半に分けてチェックしている球団もあった。単に暑さを考慮しただけでなく、注目選手の多くが地区大会で敗れたことも大きいと思いますよ」

 大会前、こう言っていたのはパ・リーグのスカウトだが、実際はチェックすべき選手がそれなりにいたようだ。

 セ・リーグのスカウトが「大学、社会人も含めた1位候補12人に入れるかどうかという投手が2人。彼らは外れ1位か2位までには消えるんじゃないかな」とみているのが報徳学園(兵庫)の今朝丸裕喜(188センチ、80キロ、右右)と東海大相模(神奈川)の藤田琉生(198センチ、96キロ、左左)だ。

「今朝丸は最速が146、7キロ。センバツと比べて球速が落ちていたのは気になるが、速球は力強いし、制球もまとまっていて試合を作れる。フォームも良く、投手としての資質があるからね。彼以上に評価を上げたのは藤田でしょう。昨年、左肘を疲労骨折した影響なのか、春先は140キロちょっとだった球速が147、8キロにアップした。右打者の懐に食い込むスライダー気味のカーブもいい。大型の投手の割にフィールディングやけん制もうまく、打者に向かっていく気持ちの強さも感じた」

 とは前出のスカウト。外れ1位か2位なら契約金は6000~8000万円程度か。投手で他に名前が挙がったのは広陵(広島)の高尾響(172センチ、73キロ、右右)と聖カタリナ(愛媛)の有馬恵叶(190センチ、78キロ、右右)だ。

「高尾は春と比べて左肩の開きが早く、平均球速がいまひとつだった。伸び悩んでいるのは気になるが、制球が良いうえにセンスがある。有馬は長身ながら走るバランスはいいし、体重移動もうまい。長身で角度のある球が低めに集まるのもプラスです。2人ともドラフトの下位で指名される可能性は高い」とはセ・リーグの別のスカウトだ。ドラフト5位なら2500~3000万円くらいか。

野手で名前が挙がった遊撃手3人、捕手1人

 野手はどうか。パ・リーグのスカウトが名前を挙げたのは、花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺(181センチ、82キロ、右右)と早実(西東京)の宇野真仁朗(178センチ、81キロ、右右)の遊撃手2人だ。

「石塚は横から投げてミスをするなど、問題があった送球が安定した。肩も強いし、打球に対する入り方もいい。打撃は良いので、プロで打てる大型遊撃手になる可能性があります。宇野はスイングが速くパンチ力がある。守備はグラブさばきは良いが、肩がいまひとつなのでプロでは二塁手かもしれない。石塚はドラフト3位くらい、宇野も3~4位で指名されるかもしれません」

 ドラフト3~4位であれば4000万~5000万円か。

 パ・リーグの別のスカウトは健大高崎(群馬)の捕手・箱山遥人(177センチ、84キロ、右右)と宮崎商の遊撃手兼投手・中村奈一輝(183センチ、70キロ、右右)を評価した。

「箱山は強肩だが、体のキレや身のこなしがいまひとつ。打撃はパンチ力があるけど、タイミングの取り方にクセがある。ただ、素材は良いし、捕手を育てたい球団が指名する可能性はあります。中村は肩も強いし、足も速い。守備は良いが、打撃はモノになるまで時間がかかりそうです。箱山は3位、中村は5位くらいでしょうか」とはこのスカウトの見立てだ。

  ◇  ◇  ◇

 甲子園と言えば、昨夏Vの慶応は神奈川県大会の16強で散った。その理由について、興味深い声があがっている。いったい何が起きていたのか。なぜ、負けたのか。

 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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