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旧ジャニーズ事務所「本当の崩壊」の予兆…30代の結婚ラッシュ、ジェシーの交際コメントの衝撃

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月18日 9時26分

 メリー氏存命なら到底考えられない出来事もあった。7月、綾瀬はるか(39)との交際を報じられるたSixTONESのジェシー(28)が「プライベートはお任せください。仲良くさせていただいております。ズドン」というコメントを出し、事実上報道を認めたのだ。

「ジャニーズ事務所時代ならあり得ないし、メリー氏なら激怒していたと思いますよ。ファンの特殊な感情に考慮して、交際報道が出ても、白々しく『友達です』などと言わせていましたから。ファンは嘘だろうなと思いながらも、『本人が友達と言うんだから』と信じるようにした。これが、長年のジャニーズのやり方でした。事務所がなくなったとはいえ、ジェシーはそんな掟を軽々と破ったので驚きました」(ベテラン芸能記者)

 ジェシーはSTARTO社に所属しながら、個人会社ZDNも持っている。グループではなく個人のことなので、STARTO社はコメントに関わらなかったようだ。これは果たしてプラスに働くのか。

「昨年、ジャニー喜多川氏の性加害だけでなく、事務所の体質が問題視された。あれだけ騒がれたので、個人の意思が尊重され始めた。ただ、ファンの感情は昨年と今年で変わるわけではない」(前出の芸能関係者)

 旧ジャニーズのアイドルは結婚しても、テレビなどで妻について言及することはタブーとされてきた。

路上ナンパとアパ密会が報じられた中丸雄一

「ファンは現実を忘れたいために、アイドルに夢中になっていますからね。現実を突きつけられたくない。中丸も結婚の際、妻に関する発言をしなかった。彼は1998年から事務所で活動し、2006年にKAT-TUNでデビューした古参ですから、メリー氏の教育が頭に残っていたのでしょう。その割に、女性を路上ナンパして、3回目のデートでアパホテルで密会するとは…。メリー氏が存命なら、中丸はこんな行動を起こしていないですよ。彼女の睨みはタレントにとって1番怖いものでしたから」(前出のベテラン芸能記者。以下同)

 メリー氏が2021年に死去して以降、旧ジャニーズ勢は堰を切ったように結婚し始めた。そして、ジェシーの交際を認めるコメントまで飛び出した。彼も2006年から活動しており、メリー氏の影響を受けていてもおかしくないが……。

「SixTONESのCDデビューは2020年ですからね。あとは性格もあるでしょう。中丸は異端児の集まりでどんどん独立していったKAT-TUNの中で、ずっと事務所に留まっていた。ジェシーは旧来のアイドル像に反発したいのかもしれないし、個人会社も設立している。ただ、あのコメントを受け入れられないファンもいる。アイドルファンは保守的な考え方の人も多い。今は『プライベートを報道するマスコミが悪い』と責任転嫁して平静を保っていても、そのうち耐えられなくなるかもしれません。そうなれば、ファンは減っていきます」

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