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大谷が2戦連発39号ソロも「未来が見えない」深刻度…打撃の歯車狂ったまま8月は打率1割台

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月20日 9時26分

大谷が2戦連発39号ソロも「未来が見えない」深刻度…打撃の歯車狂ったまま8月は打率1割台

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

「構えている段階で、いい未来があまり見えてない」

 大谷翔平(30=ドジャース)がこう言った。

 球速と制球は相いれないといわれる中、正しいフィジカルで、正しい投げ方をすれば、球速も上がるし、コントロールも良くなるというような超プラス思考。そんな大谷が「いい未来が見えない」とはかなりの重症ではないか。

 日本時間19日のカージナルス戦は五回、2試合連続となる先制の39号ソロを右越えに放ち、5打数1安打1打点。2年連続40本塁打に王手をかけ、メジャー史上6人目となる「40-40」は時間の問題だ。

 それでも8月はここまで16試合で69打数12安打の打率.174。結果が出ていないうえに、「構えている段階」で納得のいく状態ではないのだろう。

 大谷はかつて、こう言ったことがある。

「打席に入ったときにもう、すでに勝っているか、勝っていないか。打つ打たないは結果としてありますけど、打席に入ったとき、ピッチャーと向かい合ったときに打てそうな気がするか」

「打てそうな気がして凡退してしまうのと、打てなさそうな気がしてもヒットになるのとでは全然違うので。ボールの見え方もそう。僕としては打ち損じているくらいの方がいいかなと思う」

 つまり大谷はいま、打席に入ったとき、ピッチャーと向かい合ったときに「打てなさそうな気がしている」。だから結果として本塁打を打ったところで、「未来が見えない」のだろう。

 大谷は打席に入る前に入念な準備をする。自身のフォームの確認はもちろん、相手投手のフォームや球種、特徴などを頭に入れている。

 対戦する投手に関しては、開幕前から映像を見て分析しているという話もある。そうやってできる限りの準備をしているにもかかわらず、「打ったと思ったボールがちょっとのズレでコンタクトできていない、いい打球になっていない」と言う。「打ったと思ったのが空振りしたりとか、ファウルになっているという状態があまり良くない」とも。

 そんな状態が続いているがゆえに「打てそうな気がする」打席が少ないのではないか。

 相手投手に関してはいつも通り、準備を重ねているだろうから、要は自身の問題。安打や本塁打を量産したからといって、打席に立ったときの感覚まで改善されるとは限らない。「自分の状態をしっかり上げていくのは技術」とも言ったが、打席で「打てそうな気がする」ようになるまで、大谷の試行錯誤は続いていく──。

  ◇  ◇  ◇

 それにしても、なぜ「未来が見えなくなった」のか。8月の低迷の元凶と見られる「チーム内の変化」とは何か。いったい、大谷の周りで何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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