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松山英樹はゴルフは一流、コメント力は物足りず…比較される大谷翔平とはメディア対応が正反対

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月20日 9時26分

松山英樹はゴルフは一流、コメント力は物足りず…比較される大谷翔平とはメディア対応が正反対

松山英樹(C)ロイター/USA TODAY Sports

 パリ五輪の銅メダルで「それ」は変わったか。

 米ツアーの年間王者を決めるプレーオフシリーズ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」(テネシー州TPCサウスウインド=7243ヤード・パー70)最終日は松山英樹(32)が通算17アンダーで優勝。同ツアー通算10勝目を決め、賞金360万ドル(約5億4000万円)を獲得した。

 ポイントランキング上位70人から、第2戦(「BMW選手権」)は同50人までに絞られ、30人による最終戦の「ツアー選手権」は29日開幕。その試合に勝った者が年間王者となり、2500万ドル(約37億円)のビッグボーナスを得る。

 2位に5打差、通算17アンダーからスタートした松山は11番までにスコアを2つ伸ばすも、シャウフェレとホブランに猛追され、12番から15番で4打落とし、2位タイに後退。17番パー4で8メートルのバーディーパットをねじ込み再びトップに立つと、難しい18番パー4もバーディーを奪い、勝負を決めた。ポイントランキングは8位から3位に上がった。

 パリ五輪の銅メダルに続き、プレーオフ最終戦を制すれば米ツアーの年間王者という新たな称号も手にするわけだが、その松山はメジャーリーガーの大谷翔平(30)とよく比較される。2人は競技こそ異なれど、米国で活躍するトッププレーヤーだ。2013年のプロ入りも“同期生”。松山は宮城県仙台市の東北福祉大OB。大谷は岩手県奥州市出身で、ともに2011年の東日本大震災ではつらい経験をしている。

 共通点が多い2人の大きな違いは報道陣に対する対応だ。

■大谷翔平は調子の良し悪し関係なく取材に応じる

 大谷は試合後の囲み取材などで気の利いたコメントはしないが、意図的に質問には一つ一つ丁寧に答えようとしている。専属通訳の違法賭博騒動の際に、自分の言葉でしっかり説明する真摯な態度も好感が持たれた。

 一方の松山といえば、報道陣の囲み取材ではほとんど仏頂面。不調で機嫌が悪いときは、「なんでそんなことを質問するのか」と言わんばかりの表情を見せるどころか、取材対応すらしないこともある。

「昨年10月のZOZOチャンピオンシップ(千葉)もそうでした。首と背中の故障から2カ月ぶりの実戦で、2日目は強風で76と崩れると、テレビインタビューと囲み取材を拒否。報道陣はテレビリポーターの今田竜二プロを頼りにしていましたけど、それでも一切口を開かなかった。大谷は基本的に調子の良し悪しに関係なく、きちんとメディア対応しますから。さすがにパリ五輪で銅メダルを取ったときは、よほどうれしかったのか、普段は見られない明るい表情でしたが、『五輪はいつもはゴルフに関心がない人もテレビを見ているから、それを意識したんじゃないか』との声も聞かれました」(マスコミ関係者)

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