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大谷は連日の一発、メジャー6人目「40-40」目前…それでも「未来が見えない」根本原因

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月20日 11時42分

大谷は連日の一発、メジャー6人目「40-40」目前…それでも「未来が見えない」根本原因

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁(現在37盗塁)」は時間の問題と米メディアが騒いでいる。

 日本時間19日のカージナルス戦で2戦連続の39号本塁打を放った大谷翔平(30)のことだ。

 とはいえ、本人は自分の打撃に満足しているどころか、「構えている段階で、いい未来があまり見えていない」と話している。この日は5打数1安打と、安打は本塁打の1本だけ。8月はここまで17試合で72打数12安打の打率.167。目に付くのは三振の多さで、ここ6試合で9三振。ロバーツ監督は2日前、「下半身がしっかりしていない。アイススケートの氷の上にいるようだ」と話していた。

 特派員のひとりは「体勢を前後左右に崩されるシーンが多いということでしょう。打席でタイミングをずらされるケースが目立ちますから」と、こう続ける。

「特にベッツが復帰して以降の7試合は30打数5安打、うち4本は本塁打と、一発狙いで、いつも以上に力んでいるように見える。ベッツは本来1番打者だし、『ショウヘイがいるからしょうがない』と言いつつも、本音では1番を打ちたい。結果としてベッツを押しのけて1番を打つことになった大谷は、ベッツに対して申し訳ないと殊勝に思うタイプではない。むしろ、これまで以上に結果を出そうと気負いが生じているのでしょう。それが結果としてマイナスに作用しているのではないか」

 左手を骨折したベッツが戦列に復帰したのは13日のブルワーズ戦からだが、ロバーツ監督はそれ以前にベッツが戻ってきても大谷を1番で起用し続けることを示唆していた。つまり、13日以前から大谷には、「ドジャースの看板選手であるベッツを押しのけて1番を打つ」という重圧がかかっていたことになる。決して重圧に押し潰されるタイプではないものの、プレッシャーをはねのけようと力んでいるようなのだ。

 米メディアから打順を1番・ベッツ、2番・大谷に戻すプランはないのかと聞かれたロバーツ監督は、そのつもりはないと否定している。

 果たして、大谷はベッツの代わりに1番を打ち続ける重圧をはねのけられるのか。

「構えた段階で、いい未来が見えない」とは、打席で打てそうな気がしないということだ。本人によれば、打てそうな気がしなくてヒットになるよりも、打てそうな気がして打ち損じるくらいの方が良いという。つまり打てそうな気がしないのに結果として本塁打が出ている現状は芳しくないことになる。大谷の苦悩は続く。

  ◇  ◇  ◇

 それでも、投手リハビリが本格化したことは、打撃に大きくプラスに働くはずだ。いったいなぜか。日本ハム時代の恩師・栗山前監督が語った「二刀流のメリット」とは何か。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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