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“嫌われキャラ”品川祐が消えないワケ…映画「OUT」好評の裏で見せるベテランの手腕

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月21日 9時26分

“嫌われキャラ”品川祐が消えないワケ…映画「OUT」好評の裏で見せるベテランの手腕

品川祐(C)日刊ゲンダイ

「中学のときにちょっとケンカをしちゃって警察のご厄介になったことがあるんですよ。(中略。母親が)そのときに毛皮のコートで三角定規みたいなイヤリングしてたんですね。本当に僕が言うことじゃないんすけど、子ども迎えにくる格好じゃないなって」

 今月1日放送の「ダウンタウンDX」(読売テレビ・日本テレビ系)で品川庄司・品川祐が語ったエピソードだ。

 この日は、徳光正行らベテランと西城秀樹の息子・木本慎之介ら新人の2世タレントがお互いの苦労話や悩みを披露し合う「新旧2世芸能人大論争SP」。マダム路子の息子として出演した品川は、あらゆる振る舞いで番組を盛り上げた。

 冒頭のような自身のエピソードトークだけでなく、徳光が「(最近、2世タレントが増えて)仕事がなくなっちゃって」と不安を口にすれば、「52歳で1世に頼るのやめません?」と率直な疑問を呈して沸かせ、前川清の息子・紘毅が「(自分たち世代の2世タレントは何らかの問題を起こして)いなくなっちゃった」とぶっちゃければ、手を叩いて大笑いしスタジオの温度を上げる。

 また途中、「2世の大成功ってハマ・オカモトさんじゃないですか?」と話題を振って、MCの浜田雅功が「夢で逢えたら」(フジテレビ系)の音楽コーナーでベースを弾いていたエピソードを引き出し、木本から「(面白いトークは)どういうふうに考えられてるのか」と初々しい質問が上がったシーンでは「それを話すのは恥ずかしいです」と誰も損をしない返しで笑わせた。

 先月、コンビのYouTubeチャンネル「(有)品川庄事」に宮迫博之がゲスト出演した折には、霜降り明星・粗品との一件に独特のイジリを見せたのも記憶に新しい。

■イジリを超えた

 今年に入って粗品が「酒のツマミになる話」(フジ系)で「先輩じゃない」と宮迫を呼び捨てにし、自身のYouTubeチャンネルでも木村拓哉らに口撃するなどして世間をザワつかせていた。そんな中で品川は、「大好きな人をあんだけ言われたら我慢できない」と宮迫を擁護するかと思いきや、「木村拓哉さんめちゃめちゃいい人だから!」と声を上げた。「そっち?」と唖然とする宮迫をよそに品川はかつての木村の神対応ぶりを熱く語ったうえで、「宮迫は別にどうでもいい」と落として笑わせている。品川自身、“嫌われキャラ”が長いこともあり、単なるイジリを超えたやりとりにグッときてしまった。

 去年公開され今年2月にネットフリックスでも配信された映画「OUT」が好評を博し、“監督・品川ヒロシ”としても着実にキャリアを積み重ねている。とはいえ、ぜひ今後も表舞台でその手腕を発揮し、見る者を笑わせてほしい。

(お笑い研究家・鈴木旭)

  ◇  ◇  ◇

 若手芸人の中で頭一つ抜けているのが「霜降り明星」の粗品だが、2024年の27時間テレビでは八面六臂の活躍を見せていた。●関連記事【もっと読む】“噛みつき芸人”粗品が「27時間テレビ」で評価一変…風向きを変えた「巧みさ」「したたかさ」では、そんな本人の「巧みさ」「したたかさ」について伝えている。

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