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男子バレーに危険な兆候…“金メダル級”人気はパリ五輪がピーク? 28年ロス大会へ不安山積

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月22日 9時26分

男子バレーに危険な兆候…“金メダル級”人気はパリ五輪がピーク? 28年ロス大会へ不安山積

石川祐希(C)JMPA

 人気は金メダル級だった。

 先日閉幕を迎えたパリ五輪。帰国したオリンピアンたちは連日メディアに引っ張りダコ。中でも注目を集めたのがバレーボールで、特に男子はテレビ中継で軒並み高視聴率をマーク。準々決勝のイタリア戦(23.1%=ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)がパリ五輪全体の視聴率ランキングで1位を獲得。1次リーグのアルゼンチン戦(17.9%)が3位、同ドイツ戦(14.2%)も6位にランクインし、トップ10で3つを占めた。視聴者が多い午後の放送が多かったとはいえ人気の高さを証明した形だ。

 バレーはかつてフジテレビが放映権を独占。元ジャニーズ事務所のタレントを使った戦略が奏功した時期もあったが、近年は人気低迷に悩まされていた。元日本代表でタレントの川合俊一氏(61)が2022年に日本バレーボール協会の会長に就任して以降、率先してメディア戦略を行い、高橋藍(22)や石川祐希(28)といった人気、実力を兼ね備えた選手の存在もあり、今大会で最も注目を集める競技のひとつになった。

 が、パリではその人気に実力が追いつかなかった。フィリップ・ブラン監督(64)の手腕もあり、パリ五輪直前に世界ランキングでポーランドに次ぐ2位に浮上。「歴代最強」と称されたものの、いざフタを開けてみればガチンコ勝負でのもろさが露呈し、メダルはおろかベスト4にも手が届かなかった。

 4年後のロス五輪に向けても不安材料はある。日本代表の強化に尽力したブラン監督が退任。大学在学中からイタリアリーグで腕を磨き、代表を牽引してきた石川は4年後を32歳で迎える。高橋や西田有志(24)らが中心メンバーになるが、次代のイケメンスター候補と目される高橋慶帆(20)ら若手の台頭は急務だ。ロスまでに相応の実力をつけることができなければ、せっかくのバレー人気も再び下火になりかねない。

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