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アリナミン製薬を2400億円で米ファンドに売却…本体の武田薬品工業はウェバー社長で本当に良かったのか?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月22日 9時26分

 主力薬の特許切れで24年3月期の連結最終利益は前期比54.6%減の大幅減益となった。

 ウェバーがトップで本当にいいのか。

 ウェバーは漢字の武田を絶対に使わない。いつもTakedaだ。特別にデザインしたローマ字のロゴを使っている。

 中興の祖、武田国男は今年6月8日、84歳で亡くなった。彼もウェバーの社長就任に反対していた。外国勢に食い物にされることを恐れたからだ。

 医療用医薬品に経営資源を集中するため、大衆薬部門のアリナミンを21年に米投資ファンドのブラックストーンに2400億円で売却した。

 1年間で、3500億円で転売するという、荒々しい会社転がしでブラックストーンは1100億円の利益を1年で得た。新たなオーナーになったMBKパートナーズは3500億円を出したが、「アリナミンの名前と実績があればアジア市場でさらに成長できる」と読んでいる。

 もっと上の地位にいてもいいはずなのに、とご本人は考えているが英語ができないばかりにくすぶっている(失礼!)日本社員が呟いた。

「本社も日本でなくなる。社名もシャイアー・ジャパンに変わってしまうのではないか。公用語が英語になったりはしないのか」

(有森隆/経済ジャーナリスト)

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