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ファーストサマーウイカが「正統派バラドル」のトップを独走する理由 アイドル評論家が見解

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月23日 9時26分

ファーストサマーウイカが「正統派バラドル」のトップを独走する理由 アイドル評論家が見解

ファーストサマーウイカ(C)日刊ゲンダイ

 タレントのファーストサマーウイカ(34)が21日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、話題となっている。

 もともと本名の「初夏(ういか)」で活動していたが、検索に引っかからないため、現在の芸名を使うように。目立ちたがり屋だった幼少期や劇団員を経て上京し、アイドルのオーディションに合格したいきさつを披露。

 アイドルグループ「BiS」としては1年半ほど活動していたが、「その後、音楽活動に専念したが、伸び悩んだ時期もありました」。2019年、バラエティー番組に出演したことで人気に火が付いた。

■バラドルとバラエティータレントの違い

 現在、NHK大河ドラマ「光る君へ」の清少納言役をはじめ、ドラマやバラエティーにひっぱりダコの売れっ子に。プロアイドルヲタクを自任するアイドル評論家のブレーメン大島氏はこう話す。

「“バラドル”としては現在、一番突き抜けた存在だと思います。元々は舞台を中心に女優として活動していて、地元大阪から上京後、BiSに加入。破天荒なアイドルとして局地的に人気を集めましたが、あくまでマニアックな存在で、世間一般の知名度は高くはなかった。しかし、グループ解散後、バラエティー番組の出演をきっかけに、ようやくブレークの兆しが見えてきた。以降、独特なキャラクターが受けるようになったんです」

 彼女の出演するバラエティー番組には、他にも多くの女性タレントが出演しているが、彼女たちを“バラドル”というカテゴリーでおおざっぱにひとくくりにしてしまうことには疑問があると大島氏。

「そもそもバラドルとは、アイドル歌手としてデビューをするもヒット曲に恵まれず、アイドルの仕事がほとんどない状況になった時、売り出す手段のひとつとして、バラエティー番組に出演することでブレークしたタレントを指します。簡単に言えば“アイドル崩れのタレント”ですよ。井森美幸がバラエティー番組に進出したことを皮切りに、同じような境遇だった松本明子や森口博子、山瀬まみなどが“バラドル”という新ジャンルを作っていった。ウイカもアイドル時代、その後のソロ活動の“不遇さ”を乗り越えたからこその今があるんです」

 大島氏は、今、バラドルといわれているタレントたちの多くは、本来バラドルではなく単なる「バラエティータレント」だとして、グラビア出身の若槻千夏、小倉優子、磯山さやか、モデル出身のみちょぱ、藤田ニコル、アイドル時代から売れていた指原莉乃、峯岸みなみ、渋谷凪咲、藤本美貴などは、厳密な意味では“バラドル”ではないと強調する。

「そういう意味では、AKB48時代は無名に近い存在だった野呂佳代やアイドリング!!!でほとんど注目されることがなかった朝日奈央などは、バラドルと言えると思います」(大島氏)

 いずれにせよ、そうした意味では、ウイカは、井森美幸が切り開いた正統派バラドル界のトップランナーと言えそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 ファーストサマーウイカが出演するNHK大河ドラマ「光る君へ」だが、7月7日の放送は東京都知事選挙の開票速報に押されて放送休止となったが、東京都以外の視聴者からは不満が噴出した。

●関連記事【もっと読む】NHK大河「光る君へ」が都知事選特番で休止…SNSでは東京以外から苦情や不満殺到…では、その様子を詳報している。

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