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京都国際が初の甲子園決勝進出 躍進の原動力「左腕二枚看板」掛け値なしのスカウト評価

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月23日 9時26分

京都国際が初の甲子園決勝進出 躍進の原動力「左腕二枚看板」掛け値なしのスカウト評価

京都国際の西村一毅(C)日刊ゲンダイ

 春夏通じて初の決勝進出を果たした京都国際。切れ目のない打線もさることながら、躍進の原動力となったのが左腕の二枚看板、中崎琉生(3年)と西村一毅(2年)だ。

 今大会ではいずれも3試合に登板して2試合ずつ完投。青森山田(青森)との準決勝のみ、先発の中崎が4イニング、西村が5イニングの継投を披露した。

 21日時点で1完封の中崎は22回で防御率2.05、4四球、28三振。2完封の西村は23回で防御率0.00、10四球、13三振だ。

 アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏が言う。

「力投型の中崎くんは体とボールの強さが特徴。現在は速球の平均が140キロ前後だが、さらに鍛えれば常時145キロくらいは投げられるようになるでしょう。京都大会では直球で空振り三振を狙って取りにいくこともあった。準決勝の青森山田戦は初回、2四球と2安打、犠飛で2失点したが、元々制球力にも長けている投手。いわゆる本格派タイプになれる左腕です」

 日本ハムの新庄監督も、母校の西日本短大付と京都国際の3回戦を視察し、中崎を「間の取り方がすごくいい」と絶賛。あるスカウトは「進学希望というウワサもあるのでウチはリストには入れてないが、評価は今大会に出場した左腕の中でも上位でしょう」と言う。

「西村くんは中崎くんとは反対に、フォームに力感がなく、それでいてリリースの瞬間に全身の力を指先に込めるように投げている。140キロの真っすぐでも空振りを取れるタイプです。打者もフォームにだまされるのか、あり得ないほど体勢を崩して空振りするシーンもあった。スピードガンなどの数字には表れないが、『勝てる投手』として見たら中崎くんより上ではないか」(前出の安倍氏)

 関東一と京都国際、深紅の優勝旗を手にするのは果たしてどっちだ。

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