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全英女子オープン開幕 憧れの聖地で優勝を争える選手はいるのか? 日本勢史上最多19人出場

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月23日 9時26分

全英女子オープン開幕 憧れの聖地で優勝を争える選手はいるのか? 日本勢史上最多19人出場

聖地の“スウィルカン・ブリッジ”で記念撮影をするニクラス(右)とウッズ=2022年全英オープン(C)ロイター/Action Images

 今年の大会は世界最古のゴルフ場として知られるセントアンドルーズ・オールドコース(6784ヤード・パー72)。日本選手は史上最多の19人が、ゴルファー憧れの聖地に入った。

 今季は5つある海外メジャーのうち、笹生優花(23)が全米女子オープンを制し、古江彩佳(24)がエビアン選手権に優勝。山下美夢有(23)は全米女子プロとパリ五輪で優勝を争い、渋野日向子(25)も全米女子オープン2位と見せ場をつくった。

 笹生、古江、渋野は米女子ツアーのメンバー。「国内組」の山下も2年連続年間女王の実力者だ。

 一方、国内ツアーを主戦場にする選手たちは苦戦が予想される。昨年の大会も過去最多の16人の日本勢が参戦。会場となったイングランドのウォルトンヒースGCは、海沿いのリンクスではなく、内陸の林間コースで、日本選手はプレーしやすいといわれていた。そこで10人が予選を通過したものの、ベスト10入りは皆無だった。

 前回、セントアンドルーズで開催されたのは2013年。そこから昨年までの記録を見ると、日本選手は延べ102人が出場。ベスト10入りは19年優勝の渋野を含めて延べ8人。1大会で2人以上10位以内でフィニッシュしたのは22年、13年の2大会しかない。

 距離が短めのセントアンドルーズは、運よく風が穏やかなら、他のリンクスに比べて難度は高くない。初日、比較的風が「おとなしい」午前スタートは、山下、渋野ら7人、それ以外の12人は午後組となる。

 リンクスの難敵は風だけではない。聖地には、112個もの深いポットバンカーが口を開けて待っている。1978年、男子の全英オープン3日目のこと。17番(パー4)まで首位タイだった中嶋常幸がグリーン手前のバンカーに入れて脱出に4打を要し、このホールで9をたたいて優勝争いから脱落。以後、このバンカーは中嶋の名前をとり、「トミーズバンカー」と呼ばれるようになった。

 2005年にT・ウッズがこの地で優勝し、4大メジャーすべてで2勝以上挙げる「ダブルグランドスラム」を達成したときは、4日間で一度もバンカーに入れなかったことは多くのファンが記憶しているはずだ。

 セントアンドルーズの18番(パー4)には、フェアウエーを横断するクリークに架かる有名な小さな石橋がある。聖地の象徴「スウィルカン・ブリッジ」だ。この地を訪れたゴルファーはみんなこの橋の上で記念撮影を行う。

 近年はレベルが上がったといわれる日本選手だが、予選落ちしてそんな「思い出づくり」だけで終わる者もいるだろう。強風への対応力とショットの精度が試される厳しい戦いが幕を開ける。

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