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テレビマンが採点! パリ五輪メダルアスリートCM出演の「値段」と「賞味期限」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月23日 16時3分

テレビマンが採点! パリ五輪メダルアスリートCM出演の「値段」と「賞味期限」

堀米雄斗(左)と北口榛花(C)JMPA

 パリ五輪が終了し、日本人選手は金20、銀12、銅13と、海外開催の大会としては過去最多となるメダルを獲得。多くのメダリストは帰国後、情報番組やバラエティー番組に出演中で、今後、CM出演の声もかかるだろう。そんな中、発売中の「FLASH」が「男女メダリスト栄冠のお値段」と題して、大手広告代理店が参考値として作成したというメダリストたちのCM契約料金&番組1時間当たりの番組出演料について報じて話題だ。

 それによれば、金メダリストのCM契約料金は、スケートボードの堀米雄斗=7000万円(150万円 ※カッコ内は番組出演料・以下同)が最高値。他にやり投げの北口榛花=4000万円(150万円)、スケートボードの吉沢恋=2500万円(50万円)が上位となっている。

 また銀メダリストでは、柔道混合のウルフアロン=1200万円(45万円)がトップ。銅メダリストでは、ゴルフの松山英樹が2億円(350万円)と破格ながら、他に、卓球の早田ひな=2000万円(55万円)、バドミントンの志田千陽=1500万円(45万円)あたりが上位だ。ある民放キー編成関係者はこう話す。

「今回の五輪で一番、争奪戦が起こっているのはスポンサーもつけずに金を獲得した“シンデレラガール”の吉沢恋ですよ。あとシダマツペアの志田千陽。やり投げの北口は、未知の部分が多く、多くのテレビ関係者は興味津々ですが、現在、海外転戦中なので、争奪戦は足踏み状態といったところです」

「阿部兄妹としてのセット売りはできなくなってしまった」

 一方、メダルを獲得しながら、“ブレーク度”が高くなかったアスリートもいるという。

「個人では金を獲得したものの、団体戦決勝で敗れてしまった柔道の阿部一二三。妹の詩が敗れてしまった今回、阿部兄妹としてのセット売りはできなくなってしまったのでテレビ的な価値は下がってしまった。また、ブレイキンの金メダリストの湯浅亜実も、競技自体が次回のロス五輪で不採用となったことと、シゲキックスが敗退してしまったことで、テレビ的にはこれ以上は盛り上がらない可能性がある」

 別の情報番組プロデューサーはこう話す。

「今、帰国したメダリストたちのテレビ出演が一回りしているところですが、メダリストとしてありがたがられる時間は決して長くはない。やはり、アスリートでも、コメントを求められた時、感動させるのか、家族や私生活などプライベートな話などをして笑いに持っていったりするのか、テレビ的に求められている空気を瞬時に読み取って対応できる人が重宝されます。そうでないと、CM契約料や番組出演料などの商品価値は、今は高値であっても、いずれ下がっていきます」

 そうした意味では、メダリストでなくとも、テレビ的に気になる存在はいるらしく、「マラソンで6位に終わった鈴木優花は明るくてキャラが立っていてスポーツ番組などで生きそう。またスポーツクライミングで惜しくも4位に泣いた森秋彩あたりも、今後次第では人気者になる要素は十分あると思う」(前出の編成関係者)という。

 アスリートは競技場の外でも採点されている。

  ◇  ◇  ◇

 時に、負けた選手は勝利した選手よりも注目される。●関連記事【もっと読む】なぜ阿部詩は号泣し、須崎優衣は嗚咽したのか…溢れ出る悲壮感はメダル連発スケボー選手と天地の差…では、金メダルを期待された両選手について伝えている。

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