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マリナーズに「イチロー監督待望論」…本人は否定も話題性、親和性、能力値は十分

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月24日 9時26分

マリナーズに「イチロー監督待望論」…本人は否定も話題性、親和性、能力値は十分

イチロー(C)代表撮影

 日本のファンにも馴染み深いマリナーズが日本時間23日、スコット・サービス監督(57)の解任を発表。後任にはイチロー(現マリナーズ球団会長付特別アドバイザー)、佐々木主浩(現野球解説者)らがプレーした当時の正捕手ダン・ウィルソン氏が指名された。

 新指揮官の手腕はともかく、本拠地のシアトルでは早くもイチローの監督就任を望む声が上がっているという。

 ここ数年のマリナーズは球団ビジネスでの苦戦が囁かれ、緊縮財政下の昨オフはFA市場で大物選手を獲得せず、人件費を削減した。16年にそれまで筆頭オーナーだった米国任天堂が球団経営権を手放した上に、19年にはイチローが引退したことで、スポンサー収入が激減したといわれている。集客も伸び悩んでおり、コロナ禍以降は本拠地T-モバイル・パーク(4万7929人収容)の1試合あたりの平均観客動員数は3万人台に留まっている。

 現役時代は01年のデビューから10年連続200安打、04年にシーズン最多安打記録(262)を更新したイチロー。殿堂入り資格1年目の来年には、マリアーノ・リベラ(元ヤンキース)に次ぐ史上2人目の満票での選出が有力視され、選ばれれば日本人初の快挙。現役時代の実績が評価されて殿堂入りした元選手が監督を務めたケースはなく、さらに日本人初の監督就任となれば話題性は十分。現在、日本企業を中心に大谷翔平のドジャースに広告が一極集中する中、日本人メジャーリーガーのレジェンドであるイチローがチームを指揮すれば日系企業の協賛を得られる可能性もある、と期待されているのだ。

 マリナーズのレジェンドでもあるだけに球団として失敗は許されないものの、マ軍は投打とも戦力が充実し、若手の有望株も豊富で、大リーグ公式サイトが7月に発表したプロスペクトランキングの100位内に6人の選手が名を連ねた。

 今回、後任にウィルソン氏が指名されたのは、13年に引退してから長らく育成部門に携わり、主力選手を熟知しているからだという。

 その点、イチローもユニフォームを脱いでから「球団会長付特別アドバイザー」として春季キャンプや普段の練習で選手に混じって汗を流し、若手選手からの信頼も厚いだけに適任ではある。

 唯一のネックは本人にその気がないことか。19年3月の引退会見で「監督は絶対ムリですよ。絶対がつきます。人望がない。本当に人望がないですよ、僕」と、将来の監督就任についてはきっぱりと否定した。

 謙遜ではなく事実ともっぱらだが、自らを冷静に客観的に正しく自己分析できる能力は指揮官として十分だと思うのだが……。

  ◇  ◇  ◇

 イチローと大谷翔平はどちらも天才として知られるが、2人には「決定的な差異」がある。いったいどういうことか。何が、どう違うのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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